exaBaseとは?製品の機能や活用事例、料金体系を紹介!

「exaBase(エクサベース)」とは、企業向けのAIツールをまとめたプラットフォーム(ツールを動かすための環境)です。たとえば、生成AIを活用できる「exaBase 生成AI」や、DX人材を育てられる「exaBase DX アセスメント&ラーニング」があります。
しかし、exaBaseの導入を検討しているが「どの製品を選べば良いのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、exaBase製品の機能・活用事例、料金体系を中心にご紹介します。
- exaBaseの各製品の機能や料金を把握したい
- 他社の活用事例を知り、自社の取り組みに役立てたい
- exaBaseより簡単にナレッジを蓄積・管理できる方法を探している
という方はこの記事を参考にすると、exaBaseの具体的な運用イメージを掴みつつ、自社に最適なサービスを検討できるようになります。
目次
exaBaseの概要
exaBaseは、「Products」「AI Assets」「Consulting Services」の3つの要素で形成される日本最大級のAIプラットフォームです。
exaBaseには、さまざまな「Products」が開発されており、課題解決・成果創出とスムーズなDX推進を実現します。たとえば、企業向けに開発された製品や、自治体向けの製品、人材育成にフォーカスした製品などがあります。
「AI Assets」とは、AIモデルや知的財産などのAIに関する資産のことで、市場価格予測やプロモーション最適化に役立ちます。また、「Consulting Services」は、各業界・領域に知見の深いコンサルタントやエンジニアがチームを組み、DXを内製化するためのサポートをします。
以上のように、exaBaseでは「製品」「ノウハウ」「サポート」の3つ要素が強みとなっているのです。
exaBaseとほかの生成AIの違い
exaBaseのほかの生成AIと異なる特徴は、高精度なRAG(Retrieval Augmented Generation)が搭載されている点です。
exaBaseは、年間400件以上のAIコンサルティング案件で培ったノウハウを活かし、ほかの生成AIではハードルが高いと言われているRAG(独自データを生成AIに読み込ませる技術)の実用化にも多くの実績があります。
具体的には、自社のマニュアルや商材のデータを読み込ませ、問い合わせ対応の自動化や最適な商材提案など、様々な用途で活用されています。したがって、exaBaseはほかの生成AIと比較して、企業で実用化しやすい点が特徴です。
【自治体/企業別】exaBaseの生成AIの特徴
ここでは、exaBaseの生成AIの特徴について解説します。自治体向け・企業向けをそれぞれ解説しているので、担当者の方は必見です。
自治体向け
exaBase 生成AI for 自治体の最大の特徴は、強固なセキュリティを兼ね備えている点です。
行政専用ネットワークLGWANで利用可能であり、入力内容はAIの学習に使われず、データ処理も国内で完結するため、機密情報の多い行政機関でも安心して使えます。また、高精度なRAGにより、庁内データを活用した専用環境を構築できるのです。
このように、exaBase 生成AI for 自治体は、万全のセキュリティと庁内データの連携によって、行政・自治体のDX支援に役立つツールなのです。
企業向け
企業向けのexaBase 生成AIの最大の特徴は、複数のモデルを用途に応じて利用できる点です。
最新モデルの「OpenAI o3」や、国内サーバーで処理される複数のモデルを用途に応じて利用可能です。また、利用履歴は契約企業のみが確認できるように蓄積され国内処理を選択できる構成もあるため、情報漏洩や海外へのデータ流出を気にせず安心して使えます。
このように、exaBase 生成AIは最新モデルの「OpenAI o3」を利用できたり、大企業も安心な充実のセキュリティを兼ね備えていたりする点が特徴です。
【何ができる?】exaBase製品と機能性
以下は、おもなexaBase製品と機能性の比較表です。(※表は左右にスクロールできます。)
exaBase 生成AI | exaBase FAQ | exaBase DX アセスメント&ラーニング | exaBase ロープレ | |
---|---|---|---|---|
目的 |
生成AIの活用 |
FAQの運用 |
DX人材の育成 |
ロープレによる人材育成 |
AI機能 |
独自データを生成AIに読み込ませられる |
自然言語検索ができる |
受験者の能力を高精度で測定できる |
AIアバターや営業シナリオを自由に設定できる |
活用例 |
翻訳・プログラミング・議事録作成・文字起こし |
質問回答・文章分類・意味検索 |
設問の出題・受験者の能力測定・診断結果のレポート |
1on1トレーニング |
公式サイト |
「exaBase 生成AI」の詳細はこちら |
「exaBase FAQ」の詳細はこちら |
「exaBase DX アセスメント&ラーニング」の詳細はこちら |
「exaBase ロープレ」の詳細はこちら |
このように、製品によって目的や機能が異なるので、自社の用途に合ったものを慎重に選定しましょう。
exaBase製品の活用事例3選
ここでは、exaBase製品の活用事例3選をご紹介します。他社の事例を把握して、自社の取り組みに役立てましょう。
<事例1>exaBase 生成AI for 自治体|兵庫県

引用:兵庫県のトップページ
兵庫県では、県民へのメール作成や、イベントのキャッチコピーのアイデア出しなど、行政独自の業務での負担削減が求められていました。
そこで、exaBase 生成AI for 自治体を導入し、メール文面の校正や行政文書の要約、キャッチコピーのアイデア出しを自動化しました。
その結果、単純作業を生成AIが代替することで、職員は思考力が求められる業務に集中できるようになりました。また、作業のミスがなくなり、業務のクオリティが向上しました。
<事例2>exaBase FAQ|住友フォーマ株式会社

住友ファーマ株式会社では、MR(医療情報担当者)をはじめとする社員から、毎月100件以上、日常業務に関する問い合わせがありました。そのため、問い合わせ対応業務を削減・効率化したいという課題がありました。
そこで、exaBase FAQを導入し、MRがいつでも・どこからでも、必要な情報をすぐに手に入れられるシステムを作りました。
その結果、日常業務に関する問い合わせを約9割削減できました。自然言語検索によって、カタカナやアルファベットの専門用語や、社内独特の用語でも検索できるので、ユーザーが簡単に回答へたどり着ける点がメリットです。
<事例3>exaBase DX アセスメント&ラーニング|イオン株式会社

イオン株式会社では、中期経営計画の成長戦略にて「デジタルシフトの加速と進化」を掲げ、デジタル人材の育成・発掘が急務となっていました。
そこで、exaBase DX アセスメント&ラーニングの中にある「DIA3.0」という試験を導入しました。そして、約7,000名の社員が、DXアセスメントを受検したのです。
その結果、DXの知識だけでなく、デジタルに対するマインドやスタンスまで可視化できました。また、思考に適性はあるものの、スキルが不足している人材を発掘し、教育の機会を提供できるようになりました。
exaBase 製品の料金体系
ここでは、「exaBase 生成AI」料金体系をご紹介します。製品によっては、公式サイトに記載されていないケースもあるので、資料ダウンロードより、ご確認ください。
exaBase 生成AIの料金体系は、以下の通りです。
- 基本料金:900円/ユーザー/月
- 従量料金:入力と回答1000文字当たり27円(GPT-4)
また、2025年7月に価格改定が実施され、従量料金は以下の料金体系が適用されています。
- 従量料金 Premium:約30%引き
- 従量料金 Standard:約10%引き
- 従量料金 Economy:変更なし
exaBaseより簡単にナレッジを蓄積・管理できる方法
以下では、exaBaseより簡単にナレッジを蓄積・管理できる方法をご紹介します。
exaBaseの生成AIでは、自社のナレッジを読み込ませ、知りたい情報を検索すれば、AIがナレッジから最も適切な回答をしてくれるので便利です。また、利用状況を自動で集計・効果を見える化できるため、費用対効果の算出にも役立ちます。
ただし、exaBaseは製品によってできることが異なるため、全体的な業務効率化を図るには、複数の製品が必要だと言えます。とはいえ、AI機能はいずれも操作が複雑になるため、社員が使いこなすまでに時間や教育コストがかかる恐れがあるのです。
したがって、生成AIを業務に活かすには、あらゆる情報をナレッジとして一元化でき、超高精度の検索機能で即アクセスできるツール「ナレカン」が最適です。
ナレカンでは、各ユーザーのノウハウを自社に合った形で「記事」にまとめられるうえ、不明点は社内メンバーに「質問」して、回答とセットでナレッジ化できます。また、生成AIを活用した「自然言語検索」が、必要な情報を提示してくれるので、教育コストの軽減にも役立つのです。
蓄積したナレッジを簡単にアップデートできるツール「ナレカン」

「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
生成AIを活用した「自然言語検索」によって、上司に質問するように検索可能です。そのため、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「AI検索」「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「画像内テキスト検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【ナレッジの一元化】 ナレカン内のナレッジは最新でフレッシュな状態で管理。
ナレカン内に一元化したナレッジは、「断捨離機能」によって、常に最新でフレッシュなものになります。そのため、ナレッジが陳腐化することがありません。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
exaBase 生成AIの良い点・改善点に関する口コミ・評判
ここでは、exaBase 生成AIを実際に利用したユーザーの声をご紹介します。ユーザーからは「翻訳が必要な業務に役立つ」という意見がある一方、「素人にはわかりにくい」という声も見受けられます。
※こちらで紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。
非公開ユーザー、投稿日:2025年02月20日Chat-GPT3.5と4が使えて、とくに翻訳が必要な業務に役立っています。日本語→英語や、日本語→タイ語、またその逆も使っていますが、他の翻訳ソフトと違って、意味の分からない翻訳をしないところが良いです。かなり正確だと思います。
非公開ユーザー、投稿日:2025年02月18日主要な生成AIを使用できるが、それぞれどのような特徴があるのか、どのような場合に利用するのが望ましいかということが素人には分かりにくく、選択肢が多いゆえに悩んでしまう。
非公開ユーザー、投稿日:2024年12月12日用途に応じた選択を、より適切なコストレベルのものとしたいため、各種AI・バージョンの発揮性能について、具体的レベル・内容の明示をして欲しい。
exaBase製品の機能・活用事例まとめ
これまで、exaBase製品の機能・活用事例を中心にご紹介しました。
exaBaseでは、データ連携や自然言語検索、音声ファイルの文字起こしなど、多様なAI機能が用意されています。そのため、“文書作成”“質問回答”“1on1トレーニング”などに活用可能です。
ただし、exaBaseは製品ごとの契約になるため、複数の製品を用いて全体的な業務効率化を図るには、料金コストがかかってしまいます。また、料金コストだけでなく、AI機能はいずれも操作が複雑になるため、社員が使いこなすまでに時間や教育コストもかかる恐れがあるのです。
したがって、生成AIを業務に活かすには、誰でも簡単にあらゆる情報をナレッジとして一元管理できるツール「ナレカン」一択です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ生成AIが搭載された「ナレカン」を導入して、業務効率の改善につなげましょう。