NotePMとは?使い方や口コミ・評判・料金まで紹介

従来は、社内情報を紙媒体・キャビネットを使って保存するのが一般的でした。しかし、今日では資料の内容を電子データ化し「社内wiki」をはじめとしたクラウドツールで管理するのが主流となりつつあります。
社内wikiに使われる代表的なツールに、マニュアルや社内報などを蓄積しておける「NotePM(ノートピーエム)」があります。なかには、同ツールの導入を検討しているものの、使い方が分からず判断できないと悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、NotePMの機能や使い方、ユーザーの口コミ・評判、料金まで幅広くご紹介します。
- NotePMの機能や特徴、料金、評判を網羅的に把握したい
- NotePMを使いこなしたい
- 社内情報やマニュアルを簡単に一元管理できるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、NotePMの概要が網羅的にわかり、自社にマッチしているか判断ができるようになります。
目次
NotePM(ノートピーエム)とは

NotePMは株式会社プロジェクト・モードが運営する、社内情報を同ツールに蓄積して社内wiki化するナレッジ管理ツールです。業界業種問わず12,000社以上が導入しており、公式サイトでは活用事例も紹介されています。
NotePMとほかの情報共有ツールとの違い
NotePMの特徴は、ほかの情報共有ツールと比較して「文章での社内情報の共有」に適している点です。
NotePMは、マニュアルやノウハウを共有するとき、人によって作り方が異なってしまう問題に着目し開発されました。社内で情報の書き方を統一できるように、テンプレートや視覚的に整ったドキュメントを作成する機能(マークダウン)などが充実しています。
また、ノートやファイルの全文であらゆる場所を対象に検索が可能です。このように、NotePMはノウハウのまとめやマニュアル作成、社内文書の管理といったテキストでの情報共有に有効なツールだと言えます。
NotePMの機能
以下では、NotePMの機能をご紹介します。NotePMは「下記7つのメイン機能」で構成されています。
文書作成
機能 | 特徴 |
---|---|
Markdown対応 |
文章の見た目を整えるMarkdown記法で、見出しやリストなどをノートに反映できます。 |
画像の追加・編集 |
ノートへの画像追加や、ノート上での画像編集が可能です。 |
テーブルエディタ |
Excelのような表テーブルを作成する機能です。 |
ファイル添付 |
ノートにあらゆる形式のファイルを添付できます。 |
テンプレート |
よく使う文章形式をテンプレート化して、短い時間でノートを作成できます。 |
図や数式の書き込み |
エンジニアが用いる言語(UMLやTex記法)を入力して図や数式を書き込めます。 |
検索・整理
機能 | 特徴 |
---|---|
フォルダ |
フォルダを作成・階層化して情報を整理できます。 |
全文検索 |
ノートの文章や添付ファイルの内容も含めて検索可能です。検索結果はハイライト表示されて一目で分かりやすくなります。 |
未読管理 |
未読のページを確認する機能です。 |
タグ |
タグで情報を分類・検索しやすくできます。 |
コラボレーション
機能 | 特徴 |
---|---|
タイムライン |
ページの作成・更新状況が時系列で可視化されます。 |
コメント |
ページ内でチャットのようにコミュニケーションがとれる機能です。 |
動画共有 |
最大500MBの動画ファイルをページ内に埋め込めます。 |
同時編集・自動マージ |
複数人で同時に情報を書き込める機能です。複数人での書き込みによる二重更新を防ぐ機能(自動マージ)も備わっています。 |
API・データ出力・外部連携
機能 | 特徴 |
---|---|
PDF出力 |
ページをPDF形式で出力可能です。 |
データのインポート・エクスポート |
ファイルや他社サービスのデータをNotePMに読み込んだり、データをダウンロードしたりできます。 |
ページの外部共有 |
特定のページをNotePMに招待していない人にも共有する機能です。 |
チャット連携 |
SlackやChatwork、Microsoft Teamsなどのビジネスチャットに更新情報を通知できます。 |
Zapier連携 |
他社のアプリケーションとデータ連携できる機能です。 |
アクセス権限
機能 | 特徴 |
---|---|
アクセス制御 |
プロジェクトや組織単位で共有範囲を設定可能です。 |
ゲスト権限・参照専用権限 |
操作機能を制限したり、閲覧のみ可能に設定したりできます。 |
グループ機能 |
チームメンバーを役職や部門などでまとめて管理可能です。 |
ページロック機能 |
特定のページを編集できないように設定できます。 |
セキュリティ
機能 | 特徴 |
---|---|
アクセスログ |
ログインやページ操作の履歴を出力可能です。 |
2段階認証 |
ログイン時の認証を二段階に設定し、不正ログインを防げます。 |
IPアドレス制限 |
特定のIPアドレスからの接続のみを許可できる機能です。 |
端末確認・解除 |
ログインした端末の情報を通知し、心当たりのない端末を強制的にログアウトさせられる機能です。 |
その他
機能 | 特徴 |
---|---|
スマホ・タブレット対応 |
スマホやタブレットからも利用が可能です。(※ブラウザのみ利用可) |
言語やタイムゾーンの変更 |
言語を英語に切り替えたり、タイムゾーンを設定したりできます。 |
NotePMとNotionの比較
社内wikiに使われる代表的なツールとして、Notion(ノーション)が挙げられます。以下は、NotePMとNotionの機能を比較した表です。
NotePM | Notion | |
---|---|---|
プロジェクト管理 | 〇 |
〇 |
検索機能 | 〇 |
〇 |
コミュニケーション機能 | 〇 |
〇 |
マルチデバイス対応 | 〇 |
〇 |
投稿予約機能 | 〇 |
× |
AI機能 | × |
〇 |
Slackとの連携 | △(連携は可能だが、通知のみ) |
〇 |
承認フロー機能 | × |
× |
上記のように、どちらも社内情報やノウハウを蓄積・共有するのに必要な機能が多く備わっています。ただしNotePMのAI機能は、β版でしかリリースされておらず、誤情報の出力や誤動作などの不具合が起こる恐れがある点に注意が必要です。
NotePMの使い方
NotePMには、情報共有を促す機能が豊富に備わっています。そこで以下では、NotePMの代表的な使い方や機能について解説します。
ドキュメント作成

引用(以下含む):NotePMの機能
NotePMのメイン機能はドキュメントの作成機能であり、情報の蓄積に必ず利用します。情報整理する「豊富な機能のエディタ(編集画面)」や、ドキュメントのフォーマットをそろえることができる「テンプレート機能」が特徴です。
また、ドキュメントの作成画面ではWordやExcelはもちろん、画像や動画のファイルも添付できるので、マニュアル作成時にも役立ちます。アップロードした画像の編集がNotePM上で可能な点も特徴です。

さらに作成されたドキュメントにはリアクションで反応可能なため、コミュニケーションの活性化も促せます。
作成したドキュメントの検索・管理

引用(以下含む):NotePMの機能
NotePMでは、すでに作成した文書を素早く探し出す「検索機能」が備わっており、必要なときに欲しい情報へとアクセスできます。ファイルのなかに記載された文章についても検索をかけられるので、ファイルを開いて確認する必要がありません。
また、「タグ」「フォルダ」で情報を整理すると、情報を見つけやすい体制が整います。ただし、企業が情報を確実に整理するには、あらかじめ検索用のタグの付け方をはじめとした、運用ルールを決めておきましょう。
外部連携・データ出力機能

NotePMは、外部ツールと連携したり、CSVでデータをエクスポート・インポートしたりすることも可能です。これにより、NotePMに招待していない外部ユーザーとの情報共有が実現します。
一方、社内向けには「個人レポート」や「ページレポート」を出力し、Excelでの集計も出せます。レポートには各ドキュメントのタイトルやURLはもちろん、「PV」や「コメント」、「リアクションの回数」など、メンバー間でNotePMがどれほど浸透しているかが定量的に分かる点もポイントです。
NotePMの活用例
NotePMの活用例として以下の3つをご紹介します。
- 社内文書・マニュアル作成
- 社内ナレッジ・社内情報の一元管理
- 共同作業の活発化
テンプレート機能により、統一された社内文書を作成可能です。また、画像編集機能が備わっており画像に説明を付け加えられるので、マニュアル作成に適しています。
社内wiki上でナレッジ情報を共有できます。そのため、ほかのアプリを使わずともマニュアルや業務に関する情報をまとめてNotePMで管理できる点がメリットです。
部署やメンバーごとにノートを作成して連絡を取り合うことが可能です。さらに、ノートやドキュメントを複数人で同時編集できるため、議事録作成にも効果的です。
このように、NotePMを使いこなすと、社内文書の作成から共有・編集をスムーズに実施できます。さらに、ほかのアプリと併用する必要がないので、すべての社内情報を一か所に管理することが可能なのです。
【無料から使える?】NotePMの料金プラン一覧
NotePMの料金体系は以下の表のようになっています。利用前には30日の無料トライアルもあるので、実際に使い勝手を試して自社にマッチしているか確かめましょう。
※右にスクロールができます。
プラン8 | プラン15 | プラン25 | プラン50 | プラン100 | プラン200〜 | |
---|---|---|---|---|---|---|
利用料金(税込) |
4,800円/月 |
9,000円/月 |
15,000円/月 |
30,000円/月 |
60,000円/月 |
120,000円/月〜 |
ユーザー数 |
8人まで |
15人まで |
25人まで |
50人まで |
100人まで |
200~3,000人まで |
ストレージ量 |
80GB |
150GB |
250GB |
500GB |
1TB |
2~30TB |
閲覧のみ可能なゲスト数(無料) |
ユーザー数の3倍まで |
ユーザー数の3倍まで |
ユーザー数の3倍まで |
ユーザー数の3倍まで |
ユーザー数の3倍まで |
ユーザー数の3倍まで |
プラン3000以上規模での利用となる場合は、別途問い合わせが必要です。
NotePMの評判
以下では、NotePMを利用しているユーザーの口コミ・評判をご紹介します。導入検討時は実際のユーザーの声も参考にしましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。
NotePMの良い口コミ・評判
以下では、NotePMの良い口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは主に「ファイルのアップロードや編集が簡単」「マニュアルの検索がとても楽」「気軽にページ投稿できる」点が良いとの声が寄せられています。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月30日使い方ガイドなどのマニュアル動画やコンテンツが豊富で分かりやすく、ExcelやWord、PDFなども簡単にファイルのアップロードができて、そのファイルはダウンロードしなくても、NotePM上で内容も表示され、尚且つそれらのファイル内のワードも検索対象になるため、とても便利なところが気に入ってます。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月30日Note PMの良いところは、編集の簡単さ。よく使うキャッチや本文、箇条書きなどのパターンは、既に登録されているひな形から選べばいいだけで簡単。書類や画像の挿入も、コピーしたものをペーストするだけでOK。とても簡単に編集することができます。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月22日NotePMを導入してから、マニュアル検索がとても楽になりました。以前はファイルサーバーやExcel、PDFなどバラバラに管理していたマニュアルを、NotePMに一元化でき、検索性が格段に向上。各方面の社員から「マニュアルの場所がわからない」という状態が落ち着き、例えば新人教育時間も3分の1程度に短縮できています。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月13日・現場引継ぎがあっても、手軽に引き継げ、なおかつほかの人にも共有できる・画像添付をできる・グーグルカレンダーをリンクできる・気軽にページ投稿できる
NotePMの改善点に関する口コミ・評判
以下では、NotePMの改善点に関する口コミ・評判をご紹介します。ユーザーからは主に「画像編集のバリエーションが少ない」「絞り込み検索ができたらより便利」との声が寄せられています。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月30日ページ作成時に、画像編集もその画面上でできるのはとても便利なのですが、画像編集機能はもう少しバリエーションを増やしていただけると、マニュアルとして分かりやすい内容に一気に仕上げられるかと思います。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月30日添付ファイルを入れるときに、画面いっぱいに出るときと、すこし小さく表示されることがあるが、どこでこのような違いが出るのかがよくわからない。該当箇所をクリックして「ここはこうしたいのでは?その場合はこうして・・」みたいなガイダンスがでると尚良い。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月22日欲を言えば、検索機能がさらに強化されると、もっと便利になると思います。例えば、マニュアルの更新日やバージョンごとに絞り込みができると、より古い情報と新しい情報の区別がしやすくなるかと思います。
ユーザー名:匿名投稿日:2025年9月13日・指定した時間に投稿される機能・投稿ユーザーグループ選択機能・経費精算との連携機能・ブラウザではなくアプリ
NotePMを利用するときの注意点
以下では、NotePMを利用するときの注意点をご紹介します。
- 特殊な記載方法(マークダウン)に慣れる必要がある
- 承認機能はない
- 権限設定に制限がある
NotePMの記載方法はマークダウンが基準となるため、非エンジニアや非IT企業が利用する場合、慣れるまでに時間がかかる懸念があります。
NotePMでは承認機能がないため、記事の変更や追加を自由におこなえます。一方で、「マニュアルを公開する前に上司に申請し、許可を得たもののみを公開する」といった運用はできません。
「タグはチームで共通、権限設定はできない」などの制限があるので、誰にどの権限を付与するかは正しく確認しましょう。
このように、操作や運用の難しさに懸念点があるため、導入には十分な検討が必要です。
簡単にマニュアルやナレッジの管理・共有ができるITツール
以下では、NotePMよりも簡単にマニュアルやナレッジの管理・共有ができるおすすめのITツールをご紹介します。
NotePMは、テキストに画像や動画を添付し、ウィキペディアのように情報を蓄積しておけますが、独自の記法を持っており、操作に慣れるまで時間がかかるという声が上がっています。そのため、メンバーが使いこなせず、形骸化してしまう恐れがあります。
社内情報やマニュアルは、常に最新のものが共有されている必要があるため、メンバーがすぐに作成・編集できなければなりません。そのため、「誰でも簡単に操作できるツール」を使うべきです。
結論、自社に導入すべき情報共有ツールは、機能がシンプルで扱いやすく、簡単にあらゆる社内情報を集約できるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンは、テキストや画像などを格納した「記事」を作成・共有できるだけでなく、「超高精度検索」で目的の情報を簡単に見つけ出すことが可能です。そのため、業務に関する情報を一か所に蓄積できるうえ、必要な情報が見つからないという事態を防止できます。
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初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
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- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
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NotePM(ノートピーエム)の使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、NotePMの使い方や機能、口コミ・評判や料金プランの比較表まで網羅的にご紹介しました。
NotePMのようにマニュアルや日報を蓄積し、社内wikiに活用できるツールを使うと、社内にひとつのデータベースが完成します。そして、そこからメンバーが必要な情報を活用し、さらに事業活動で得た新たな情報を蓄積する、という好循環が生まれるのです。
一方、大量の社内情報を蓄積・管理していくため、情報共有ツールは長期利用が前提となります。したがって、NotePMのような「メンバーが使いこなすまでに時間がかかってしまうツール」は、形骸化してしまい活用されない恐れがあります。
そこで、機能がシンプルで扱いやすく、簡単にあらゆる社内情報を集約できるツール「ナレカン」であれば、直感的に操作でき、教育コストもかかりません。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を使い、情報の蓄積・共有をスムーズに効率化しましょう。