Smooth Fileとは?機能や料金プラン・評判を紹介!

昨今は、インターネット上でファイルを簡単に共有する手段として「オンラインストレージ」が一般的になりつつあります。たとえば、「Smooth File」もファイル転送・共有が可能なシステムのひとつで、ビジネスでも利用されています。
なかには、Smooth Fileの導入を検討しているものの、自社に適しているかわからず悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Smooth Fileの機能や料金プラン・評判を網羅的に解説します。
- Smooth Fileとはどのようなツールか知りたい
- 口コミをもとに導入可否を検討したい
- 高セキュリティな情報共有ツールがあればすぐに導入したい
という方はこの記事を参考にすると、Smooth Fileの概要が分かり、自社にとって最適なツールかが判断できます。
目次
Smooth Fileとは
Smooth Fileとは、株式会社CYLLENGE(旧:株式会社プロット)が提供している法人向けストレージサービスです。
利用にはアカウントが必要となりますが、ユーザー数の制限がないため、社内はもちろん社外ユーザーとも円滑にファイル共有できます。
「Smooth File」と「他のストレージサービス」の違い

他のストレージサービスと違う「Smooth File」の特徴は、ネットワーク分離をしている企業でも問題なくファイルを共有できる「ネットワーク分離モデル」がある点です。
ネットワーク分離とは、「主に行政や教育機関などで、”機密を扱う業務”に使う端末をインターネットから切り離しているケース」を指します。
社内で”インターネットに繋げられる端末”と”繋げられない端末”が混在すると、インターネットを介する一般的なストレージサービスでは、情報のやりとりができないのです。

一方で、Smooth Fileの「ネットワーク分離モデル」であれば、分離されたネットワーク間でのファイル共有が可能です。
また、Smooth Fileは通常モデルであっても、「通信暗号化」や「IPアドレス制限」など高いセキュリティレベルで設計されています。そのため、ネットワーク分離をしていなくても、「安全にファイル管理したい企業」に向いているストレージサービスです。
Smooth Fileの主な機能(旧バージョンとの比較)
以下は、Smooth Fileで利用できる主な機能です。旧バージョン(Smooth File 5)からの変更点を含めてまとめています。(左右にスクロールできます)
<機能> | <内容> | <旧バージョンからの変更点> |
---|---|---|
ファイル転送機能 |
アップロードしたファイルのURLを送付して、ファイルを転送する機能です。主に、社外の相手とのやりとりに利用されます。 |
「外部送信」「外部受信」に分かれていた機能が、「ファイル転送」として統合されました。 |
ファイル共有機能 |
「共有プロジェクト」を作成して、プロジェクト内のファイルを社内外のメンバーと共有する機能です。 |
Smooth Fileに登録しているユーザー同士であれば、URLを介さずにファイルをやり取りできる「ユーザー間転送機能」、上長の許可なしでファイルの送受信ができない「上長承認機能」などが追加されました。 |
ファイル管理機能 |
アップロードしたファイルを管理するための機能です。「ファイルへのコメント」「検索」「ファイルに関する通知」などが含まれます。 |
ファイルの宛先に「cc/Bcc」を設定する機能が追加されました。また、オプションだった「バージョン管理機能」が標準で使えるようになりました。 |
ユーザー管理機能 |
企業やユーザーの権限などを管理する機能です。 |
自社だけでなく、「契約企業」「ゲスト企業」も管理できるようになりました。さらに、メンバーの情報(アドレス帳)をCSV形式で一括インポートする機能も追加されました。 |
セキュリティ機能 |
ファイルや情報のセキュリティを管理する機能です。「ウィルスチェック」や「通信暗号化」も含まれます。 |
オプションだった「ファイル暗号化機能」が標準搭載になりました。 |
Smooth Fileの通常モデルには、以上のような機能があります。
さらに、「ネットワーク分離モデル」では、個人情報が含まれるファイルの送信を拒否する「プライバシーフィルター」や、ファイル経由の不正な攻撃を防ぐための「ファイル無害化機能(オプション)」などの機能も使えるのです。
Smooth Fileの料金プラン比較表
以下では、Smooth Fileを利用する際の料金プランを、「通常モデル」と「ネットワーク分離モデル」に分けてご紹介します。
通常モデルの料金プラン
Smooth Fileは、「クラウド」「アプライアンス」「仮想アプライアンス」の3つのタイプがありますが、以下は「クラウド」タイプ料金プランとなります。(左右にスクロールできます)
100GBプラン | 500GBプラン | 1TBプラン | 2TBプラン | 3TBプラン | 5TBプラン | 10TBプラン | 30TBプラン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期費用 |
55,000円 |
55,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
月額費用 |
27,500円/月 |
33,000円/月 |
55,000円/月 |
82,500円/月 |
99,000円/月 |
137,500円/月 |
198,000円/月 |
280,500円/月 |
通常プランの「クラウド」タイプの料金プランは以上になります。「アプライアンス」「仮想アプライアンス」の料金についてはサービスページ上には記載がないため、別途問い合わせが必要です。
ネットワーク分離モデルの料金プラン
以下は、ネットワーク分離モデルの「クラウド」タイプの料金プランです。通常モデルと同じく、「アプライアンス」「仮想アプライアンス」の料金については、問い合わせが必要です。(左右にスクロールできます)
1コアプラン | 2コアプラン | 4コアプラン | 6コアプラン | 8コアプラン | 12コアプラン | 16コアプラン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初期費用 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
110,000円 |
月額費用 |
38,500円/月 |
66,000円/月 |
110,000円/月 |
165,000円/月 |
198,000円/月 |
264,000円/月 |
330,000円/月 |
データ領域 |
100GB |
200GB |
400GB |
600GB |
800GB |
1,200GB |
1,600GB |
推奨ユーザー数 |
~250人 |
~500人 |
~1,000人 |
~1,500人 |
~2,000人 |
~3,000人 |
~4,000人 |
以上が、Smooth Fileの料金プラン比較表です。Smooth Fileの料金はユーザー数ごとの課金ではないため、使用する容量にもよりますが、大企業向きのサービスと言えます。
Smooth Fileの使い方・活用方法3選
以下では、Smooth Fileの使い方(活用方法)3選をご紹介します。導入後のイメージを具体化したい方は必見です。
ファイルを転送する
Smooth Fileでは、メールに添付出来ない大容量のファイルや重要なデータなどを、ファイル転送機能で安全に送れます。
上長の承認が無いとファイルの送受信ができないように設定することもできるため、ファイルの誤送信や資料の確認忘れも防止できます。
さらに、ファイルダウンロード用URLを発行することが可能なため、他社とのやりとりでも利用できて便利です。
ファイルを共有する
Smooth Fileでは、共有プロジェクトを作成し、ファイル共有の権限をメンバーに割り振れるので、社内外のファイル共有を効率化できます。
オンラインでの編集やMicrosoft Teamsとの連携にも対応しており、テレワークやオフィスにいない相手との業務連絡もスムーズです。
また、ファイルにコメントを挿入できる機能もあるので、資料の確認作業や修正作業時に活用できます。
セキュリティ対策をする
Smooth Fileは、ウイルスチェックや柔軟な権限・制限設定機能で、ファイルのセキュリティ対策を簡単にできます。
ユーザーごとの操作内容を確認したり、ファイルアップロード時にウイルスチェックを実施したりでき、ファイル共有において必要なセキュリティ対策が網羅されています。
Smooth Fileは安全?
結論、現在はSmooth Fileは安全だと言えます。
過去にはランサムウェア攻撃により、クラウドサービスおよび社内システムが停止し、サービス提供ができない状態に陥りましたが、現在はサービスを再開していて、新規の契約も可能になっています。
また、自社の品質管理チェックや第三者機関での定期診断によって、製品としての安全性を担保する取り組みを進めています。
ただし、Smooth Fileのファイル共有方法は多く、操作も複雑なため、権限やURLの管理を徹底していないとヒューマンエラーによる情報漏えいは防ぎきれません。
そのため、セキュリティ対策を強化したい企業は、シンプルな操作性のため操作ミスが起こりにくい「ナレカン」のようなツールを検討しましょう。
【必見】安全にファイルを保管・共有できるおすすめのツール
以下では、高セキュリティな環境でファイルを保管・共有できるおすすめのツールをご紹介します。
Smooth Fileは、高セキュリティでファイル共有や転送に便利である一方で、操作が難しく社内に浸透するまでに時間がかかる恐れがあります。企業で取り扱うデータファイルには、個人情報や機密情報が含まれるので、ミスやトラブルを防ぐためにも、社員全員がすぐに使いこなせるツールを選ぶ必要があります。
そのため、「セキュリティが強固である」かつ「社員全員が簡単に使える」ツールを導入しましょう。ただし、共有するファイルが増えると管理が面倒になるので、「ファイルの整理・管理が簡単にできるか」も重視しましょう。
結論、ファイル共有には、高セキュリティで安全にファイルを共有できるうえ、管理まで簡単なツール「ナレカン」一択です。
ナレカンは、情報セキュリティの国際規格認証を取得し、世界最高レベルの国内データセンターで情報が管理されるので、社内情報を安全に共有できます。また、「フォルダ機能」や「超高精度な検索機能」で、ファイルの整理や絞り込みも簡単です。
最も簡単に大切な情報を共有・管理できる「ナレカン」

「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
生成AIを活用した「自然言語検索」によって、上司に質問するように検索可能です。そのため、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「AI検索」「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「画像内テキスト検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【ナレッジの一元化】 ナレカン内のナレッジは最新でフレッシュな状態で管理。
ナレカン内に一元化したナレッジは、「断捨離機能」によって、常に最新でフレッシュなものになります。そのため、ナレッジが陳腐化することがありません。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
Smooth Fileの口コミ・評判
以下では、Smooth Fileを実際に利用しているユーザーからの口コミ・評判をご紹介します。利用者の声も参考にすると、導入時のイメージを掴みやすくなります。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。
Smooth Fileの良い口コミ・評判
まずは、Smooth Fileに関する良い口コミ・評判をご紹介します。実際に利用しているユーザーからは、「細かな設定ができ便利」といった声が挙がっています。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年04月03日専用アドレスからメール形式でファイルを送ることができるツールです。ファイルが添付されたメールと別途パスワードを通知するメールが自動で送られます。メールの文面をテンプレ登録ができたり、パスワードの通知メールを送るタイミングが設定出来たりと細かな設定が色々可能です。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年03月26日ブラウザ認証という仕組みで認証する方式のようで、パスワードの使いまわしに起因する情報漏洩のリスクは低いように思えます。パスワード発行用のメールとパスワード発行のメールが分離しており、全て同一のブラウザで操作を完結させないと、当該ファイルへのアクセスはロックアウトされるといったように、認証URLを記載したメールを転送するなどに起因する情報漏洩への備えは高いと思います。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年03月26日メールのテンプレードがたちあがり、追加したり変更ができる点、 受領先がファイルをアップロードしたことが確認できる点もよいです。PDF設定で、透かしを使用したり、印刷を禁止できる機能もよろしいです。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年03月25日会社ではファイル共有・同時編集はMS365を使用している為、SmoothFileを対外企業に対しての大容量ファイル送信サービスとして使用しています。設定にも寄りますが、現在最大10GBを転送可能。大容量データをやり取りすることに特化して運用しています。
Smooth Fileの改善点に関する口コミ・評判
次に、改善点に関する口コミを紹介します。実際に利用しているユーザーからは、「メールの受信がうまくできない点」を中心に改善要望が寄せられています。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年04月03日プランによっては可能なのかもしれませんが、ファイル送信メールの送信元アドレスが専用のアドレスとなってしまうため、受け手の状況によっては迷惑メール扱いになり受け取れないというケースが何度かありました。自分のアドレスから送れるようになるとより使い勝手がよいです。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年03月26日送信オプションの設定が直感的でない通知メールの文面やファイルを添付したのちに、オプション設定(ファイルのダウンロード可能期間等の設定)を変更しようとすると、画面が遷移してしまい、それまで準備したメールの文面やファイル添付はなかったことに。これはツライです。
非公開ユーザー 投稿日時:2024年03月26日受取側が迷惑メールに入ってしまったことがあり、その点は改善できればと思います。ダッシュボードというメニューがあったが、どのような機能なのかわからないヘルプを見たが、一覧がずらっとあって、調べる気が失せてしまったことは難点
Smooth Fileの2つの注意点
以下では、Smooth Fileをメインのオンラインストレージとして利用するときの注意点を解説します。Smooth Fileは便利にファイルが共有できる一方、以下の点を考慮する必要があります。
(1)操作が難しい
Smooth Fileの注意点として、操作が難しい点が挙げられます。
Smooth Fileのユーザーからは「設定の操作が直感的ではない」との声が挙がっており、導入時には操作方法を従業員に教育する必要があると言えます。しかし、複雑な操作では教育だけでなく、社内に浸透するまでにも多くの時間がかかり、スムーズに運用できない恐れがあるのです。
したがって、誰でも簡単に使いこなせるツールの導入がおすすめです。
(2)サポートが不十分な場合がある
Smooth Fileは、サポートが不十分に感じる場合があるという点にも注意が必要です。
操作の不明点があったときに迅速なサポートを受けられると、スムーズな問題解消につながります。しかし、Smooth Fileの口コミを見ると、ヘルプから該当内容を見つけ出すのが困難なケースやサポートの回答レスポンスが遅いケースが見受けられます。
したがって、ツールの選定時には「十分なサポートが受けられるか」にも着目して選びましょう。たとえば、1営業日以内に問い合わせへの回答がある「ナレカン」のようなツールを選ぶと、万が一困ったことがあっても安心して利用できます。
Smooth Fileの機能や料金プラン・評判のまとめ
ここまで、Smooth Fileの機能や料金プラン・評判を網羅的に紹介しました。Smooth Fileを活用すると、大容量のデータファイルを編集・共有できる点がメリットです。
また、機密情報を扱う企業においては、高セキュリティな環境でのファイル共有が欠かせません。ただし、セキュリティの強度を優先するあまり使いにくいツールでは、かえって業務の効率を下げてしまう恐れがあります。
そのため、ファイル共有の円滑化を実現するためにも「すべての社内メンバーが問題なく使いこなせる、セキュリティ対策が万全なツール」を使いましょう。
したがって、自社の情報管理には、直感的な操作で社内に浸透しやすいうえ、高セキュリティで安心して使えるファイル管理ツール「ナレカン」一択です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を使って、ファイル共有の悩みを解消しましょう。
この記事の監修者

株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔
1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX Ventures、East Ventures、マネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
2024年、100名~数万名規模の企業のナレッジ管理の課題解決のために、社内のナレッジに即アクセスできるツール、「ナレカン」をαローンチ。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX Ventures、East Ventures、マネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
2024年、100名~数万名規模の企業のナレッジ管理の課題解決のために、社内のナレッジに即アクセスできるツール、「ナレカン」をαローンチ。
最新の投稿
おすすめ記事