【必見】マニュアル改訂の目的とは?改訂履歴の書き方も解説!
マニュアルを定期的に改訂しなければ、形骸化した手順のまま作業を進めてしまい、ミスを引き起こすことにつながりかねません。そのため、マニュアル改訂は企業にとって欠かせない作業のひとつです。
しかし、「マニュアル改訂の方法が分からない」「改訂に手間がかかり面倒だ」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マニュアル改訂の手順やタイミング、改訂履歴の書き方を中心にご紹介します。
- マニュアルの改訂方法・手順を知りたい
- マニュアルの改訂にも便利なテンプレートを参考にしたい
- マニュアル作成や改訂まで簡単に行えるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、マニュアル改訂の手順を理解できるだけでなく、適切にマニュアルを運用していく方法も見つかります。
目次
マニュアル改訂とは
ここでは、マニュアル改訂の概要を解説します。意義のあるマニュアル改訂を実施するには、以下を参考にして改訂の目的や意味を把握しなければなりません。
マニュアル改訂の目的
マニュアル改訂の目的とは、業務の変更点を反映させることです。
改訂のタイミングとしては、「作業ルールの変更や更新」「新しい機器の導入」などがあります。業務の変更があったときにマニュアルが改訂されなければ、以前の手順で作業を進める従業員が出てしまい、トラブルや作業ミスのもとになってしまうのです。
また、マニュアルが最新の状態でなければ、新入社員の教育や業務の引き継ぎのときに手間がかかります。したがって、現場における問題の発生を未然に防ぎ、誰もがスムーズに業務を進めるためにマニュアル改訂が必須なのです。
改訂と改定の違い
「改訂」と「改定」は混同されがちですが、両者には以下の違いがあります。
- 改訂
- 改定
書籍・資料の表記を変更して分かりやすくすることを指します。たとえば、最新機器の仕様に合わせてマニュアルの内容を変更したり、説明の言い回しを変えたりするときに「改訂」を使います。
既存ルールを定め直すことを指します。具体的には、製品・サービスの既存価格を見直して新たな価格を定めるときに「改定」を使います。
すなわち、既存マニュアルの内容を改善する場合は「改訂」が正しいのです。ただし、法改正や作業ルールの変更に合わせて新たに項目を定める場合は、「改定」が使われるケースもあります。
【画像あり】改訂履歴の書き方
改訂履歴の書き方は、以下の手順です。
- 表紙に版数を記入する
- 表紙の次に、改訂の背景や経緯をまとめた「改訂序文」を挿入する
- 改訂序文の次に、版数・発行日・改訂内容を記載した表を挿入する
- 本文中の改訂箇所には、改訂の理由を「改訂注」として挿入する
- 巻末には、改訂注をまとめたものとして「改訂索引」を挿入する
改訂履歴は、下図(3)のように「版数」「発行日」「改訂内容」を表形式で記載するのが一般的です。また、改訂箇所が多い場合は以下の順番で作成しましょう。


以上のように、改訂内容の粒度に応じて改訂履歴の書き方を変えると、読み手に伝わりやすくなります。
改訂履歴も残せるマニュアルのテンプレート
以下では、改訂履歴も残せるマニュアルのテンプレートを2つご紹介します。
「改訂履歴」の項目があるテンプレート

こちらは、Excelで使用可能なマニュアルのテンプレートです。
改訂内容や改訂を行った部署・担当者を記載する欄があるため、改訂後の内容に不明点があった場合に確認がしやすいという特徴があります。
メモ欄があるテンプレート

こちらは、Wordで使用可能なマニュアルのテンプレートです。
作業内容や作業手順の下に「ポイント・注意」を記載する欄があります。この欄に「改訂履歴」記入欄として利用することも可能です。
マニュアル改訂の4つの重要性とは
以下では、マニュアル改訂の重要性を3つ解説します。以下のポイントは、担当者だけでなく現場の従業員にも共有しましょう。
(1)業務ミスやトラブルを防ぐ
1つ目は、業務ミスやトラブルを防ぐためです。
マニュアルの改訂をしなければ、業務の変更点や追加点に対応できなくなり、正しい手順や方法が示せなくなります。たとえば、新しい機器が導入されたにもかかわらず古いマニュアルで作業していては、新しい機器を破損させる事態も起こりかねません。
したがって、古いマニュアルで業務を進める社員がミスやトラブルを起こすのを防ぐために、業務の変更に応じてマニュアルを改訂し、周知する必要があります。
(2)業務の属人化を防ぐ
2つ目は、業務の属人化を防ぐためです。
業務内容やルールの変更に伴うマニュアル改訂を実施しなければ、「役に立たないマニュアル」になり、形骸化するリスクがあります。その結果、従業員はマニュアルを参照せず、各々のやり方で業務を進めるようになってしまうのです。
したがって、業務ノウハウの属人化を防ぐためにも、マニュアルは社内の「ナレッジ」として一元管理し、必要に応じて改訂を実施しましょう。
(3)教育や引き継ぎの手間を省く
3つ目は、教育や引き継ぎの手間を省くためです。
マニュアルが改訂されておらず最新の状態ではない場合、新人教育や業務の引き継ぎのときに口頭で説明したり、新たに資料を作成したりする手間がかかります。その結果、人によって説明内容にばらつきが出てしまい、正しい情報が伝わらない可能性があるのです。
したがって、教育や引き継ぎの手間を省いて正しく情報伝達するためにも、マニュアルは常に最新の状態にしておきましょう。たとえば、スマホからも操作可能な「ナレカン」のようなツールであれば、現場からも簡単にマニュアルを更新できて便利です。
(4)業務内容・手順の改善や効率化
4つ目は、業務内容・手順の改善や効率化のためです。
定期的にマニュアルを改訂するとマニュアルを振り返れるため、不要な業務工程を削除したり、説明が不足している点を追加したりできます。そのため、業務内容や手順がより明確になるのです。
必要な情報のみマニュアルに記載すると、業務内容・手順への理解がしやすくなり、業務確認・作業の時間が短縮されます。したがって、業務の効率化や時間短縮にもつながるのです。
3ステップ|マニュアル改訂の手順・方法
ここでは、マニュアル改訂の手順・方法を3ステップで解説します。活用されるマニュアルにするために、以下の手順で改訂しましょう。
ステップ1|改訂箇所を洗い出す
まずは、マニュアルのなかで改訂すべき箇所を洗い出しましょう。
マニュアル管理担当者が書き出すほか、現場の担当者の声も重視すべきです。具体的には、マニュアルの改善したい箇所についてアンケートをとったり、業務の変更点がないかを調査したりすることが挙げられます。
このように、現場の声を重視して改訂箇所を特定すると、実務に沿ったマニュアルを作れるのです。
ステップ2|改訂履歴を作成する
調査によって洗い出された箇所を改訂したら、次は改訂履歴を作成しましょう。
改訂履歴の作成とは、「改訂の内容や背景、経緯などの改訂に関わる情報を記録すること」です。改訂履歴を残すと、従業員が改訂された箇所を見つけやすくなるほか、誤って古いマニュアルを読んでしまう事態を防げます。
ただし、冗長な文章は読みづらいため、表形式で示すのが一般的です。
ステップ3|改訂を社内へ周知する
最後に、改訂したマニュアルを運用する時は、社内へ周知しましょう。
マニュアルが改訂されたことが周知されないと、現場での認識齟齬が生じ「古い手順で業務を進める人」と「新しい手順で進める人」が出るなど、作業のクオリティに差が出てしまうリスクがあります。
したがって、改訂したマニュアルをすぐに社内へ共有できる体制を整えましょう。たとえば、マニュアルの変更内容がリアルタイムで反映される「ナレカン」のようなツールであれば、改訂する度にメールやチャットツールでマニュアルを共有する手間が省けます。
【担当者必見】最も簡単にマニュアル改訂できるツール
以下では、最も簡単にマニュアル改訂できるツールをご紹介します。
マニュアル改訂においては、トラブルや業務の属人化を防ぐためにも「改訂履歴を残す」「改訂を周知する」ことが重要です。しかし、紙やWordのマニュアルの場合、そもそもマニュアルを改訂するのが面倒なうえ、周知するのにも一苦労だと言えます。
そこで、「マニュアルの変更内容をすぐに共有できるツール」を使えば、マニュアルを手間なく周知・管理する環境を整えられます。また、改訂したマニュアルをすぐに見つけられるような検索機能もあると便利です。
結論、導入すべきなのは、共有や改訂が簡単でマニュアルの改訂履歴が自動で残り、超高精度な検索機能があるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンは、リアルタイムでの任意のメンバーへの共有・編集権限の有無の指定も簡単なほか、「編集履歴」が自動で残るため改訂履歴を作成する必要がありません。また、社内用語やゆらぎにも対応した「超高精度な検索機能」があるため、改訂したマニュアルもすぐに見つけられるのです。
マニュアルの改訂・管理に最適なツール「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
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<ナレカンをおすすめするポイント>
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ナレカン内に一元化したナレッジは、「断捨離機能」によって、常に最新でフレッシュなものになります。そのため、ナレッジが陳腐化することがありません。
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初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
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【見本】ナレカンでのマニュアル改訂
以下は、ナレカンでマニュアルを作成・改訂した見本です。

ナレカンでは、1記事1マニュアルでマニュアルを作成が簡単です。またテキストは太字や下線、色を使って見やすく記載可能なほか、写真やファイルの添付もできます。

さらに、ナレカンには「編集履歴」機能があり、上記のように編集箇所と編集内容を参照できます。そのため、過去のマニュアルと比較して内容を確認しやすいのが特徴です。
マニュアル改訂に関するよくある質問
以下では、マニュアル改訂に関するよくある質問を2つ紹介します。マニュアル改訂のタイミングや頻度、記載場所が分からない方は必見です。
マニュアル改訂のタイミング・頻度は?
現場の業務では、業務改善による小さな手順の変更や削除がつきものであるため、定期的に全てのマニュアルを見直すことが大切です。たとえば、定期的な見直しの頻度は、四半期や半年ごと、最低でも一年に一回が理想です。
一方、ルールや業務内容に変更があった場合は、即座にマニュアルを改訂し、社内に周知すべきです。たとえ小さな事柄でも、変更があったときにマニュアルが改訂・周知されないと、古い手順で作業を進める人が出てしまい、トラブルにつながるからです。
また改訂の際にITツールを利用すると、更新・共有がいつでも簡単に行えるので、手間がかかりません。
マニュアル改訂はどこに記載する?
多くの場合、マニュアルを改訂した後は、表紙に「第〇版」と表記し、改訂した内容を簡潔に記載します。
しかし、改訂内容が多数・複雑だったり、改訂した概要に説明が必要だったりする場合は、表紙の次に「改訂序文」を挿入して改訂部分を分かりやすくするようにしましょう。また、本文中に「改訂注」を入れて改訂した内容を明確にするのも効果的です。
一方、改訂の度に「改訂序文」や「改訂注」を作成するのは手間がかかります。そこで、編集履歴が自動で残り、過去の履歴も簡単に振り返れる「ナレカン」のようなツールを利用すると、改訂履歴の作成が不要です。
マニュアル改訂の目的・手順・書き方まとめ
ここまで、マニュアル改訂の目的や手順、書き方を中心にご紹介しました。
マニュアル改訂は、古い情報による業務トラブルや、業務の属人化を防ぐうえで必須です。また、改訂履歴を作成したり、現場からのフィードバックを受けてマニュアルを定期的に改善したりすれば、現場で活用されるマニュアルを作れます。
しかし、Wordや紙のマニュアルの場合、更新と共有に手間がかかるほか、必要な情報を探すのに時間がかかり、改訂内容が周知されません。そのためマニュアルには、「共有・改訂が簡単で必要な情報がすぐに見つけられるツール」を導入しましょう。
結論、マニュアルの改訂に最適なのは、改訂や共有が簡単なうえ、マニュアルの改訂履歴が自動で残り、超高精度な検索機能で最新の情報にアクセスできるツール「ナレカン」一択です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を使って、マニュアル改訂の負担を軽減しましょう。


