【必見】KPI管理とは?手順とポイントもわかりやすく解説!

ビジネスにおける業績の中間指標であるKPIですが、達成のためには適切なKPI管理と進捗管理が求められます。各企業の業態業種によってもKPIが異なるので、チーム内で正しく認識して業務を進めなければなりません。
しかし、「KPI管理の概念や具体的な方法がわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、KPI管理の概要と手順・ポイントを中心にご紹介します。
- KPI管理の概要や手順を把握したい
- KPI管理を進めるポイントを抑え、適切にマネジメントしたい
- 正しくKPIを管理するための便利なツールがあれば知りたい
という方はこの記事を参考にすると、KPI管理についての理解が深まり、目標達成のための効果的なマネジメント手法もわかります。
KPI管理とは
KPI管理とは、企業の最終的な目標達成に向けて、中間目標であるKPIがプロジェクトの進捗とともに正しく進行しているかを把握・分析する方法を指します。
KPIとは、「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指標」と訳されます。たとえば、営業であれば「今月は○○件の新規営業をする」といった具体的な形でKPIを設定します。
そして、KPI管理では各プロセスにおいて「想定通りの成果が出ているのか」「問題なくプロジェクトを進捗しているのか」を常に確認し、達成率を評価します。正しくKPIが管理されていれば、途中経過を常に把握できるので迅速な軌道修正が可能です。
KPI管理が必要な理由
KPI管理が必要な理由として、「進捗状況を可視化できる」「やるべきことや課題が明確になる」ことが挙げられます。
KPI管理を実施することで、目標達成に向けた進捗状況が可視化されます。その結果、業務の遅れやトラブルを早期に発見し、柔軟な軌道修正が可能になるのです。
また、KPIを設定することで「何をすべきか」が明確になり、効率的に業務を進められるようになります。KPIが未達の場合には、「どこに問題があるのか」「どう改善すれば良いか」を把握でき、現場レベルの課題を特定して改善策を講じることが可能です。
KPI管理の手順
以下ではKPI管理の具体的な手順をご紹介します。正しい手順を把握し、企業の最終的な目標に直結するKPIを設定しましょう。
(1)KGI(重要目標達成指標)の設定
まずは、KGI(重要目標達成指標)を設定します。
KGIとは、「Key Goal Indicator」の略で、企業が設定した最終目標を達成度を評価する指標です。KPIが目標達成までの“プロセス”の指標であるのに対し、KGIは“最終的な目標”の指標になります。
たとえば、「売上高」や「営業利益」などがKGIの具体例として挙げられます。KGIを設定するときは、「管理すべき数値」や「目標達成までの期限」などの基準を明確に定め、成果を公正に判断できるようにしましょう。
(2)KGIと現状のギャップの把握
次に、設定したKGIと現状とのギャップを把握します。
達成したいKGIを確認し、現状とのギャップを明確にしなければ、後のKPIも正しく設定できません。そして、ギャップが「現実的に埋められる差かどうか」を検討しましょう。
ギャップが大きく、目標達成が現実的でない場合は、再度適切なKGIを設定するべきです。達成困難な目標の設定は、社員のモチベーションを低下させる要因になりかねないため注意しましょう。
(3)KSF(重要成功要因)の設定
KGIと現状のギャップを把握できたら、KSF(重要成功要因)を設定します。
KSFとは「Key Success Factor」の略で、最終目標であるKGIを達成するために必要となる条件の指標です。たとえば、「顧客対応」や「ブランド力」などがKSFの指標として挙げられます。
KGI達成のためにどのような要素が必要かを明確にし、KSFを絞り込むことで施策レベルでの合理的な判断が可能になります。また、KSFはプロジェクトの振り返り時に抽出できるので、KPIの達成ごとにメンバーの良かった点や改善点を見直すこともポイントです。
(4)KPI(重要業績評価指標)の設定
KGIとKSFを設定したら、その内容を踏まえてKPI(重要業績評価指標)を設定します。
KPIの設定は、「具体的な数値に落とし込めているか」「KSFに直結しているか」という点に注意しましょう。ただし、やるべきことを明確にするためであっても、“KSFを満たすために過剰にKPIを細分化した結果、タスクが増えすぎてしまう”状況は避けるべきです。
また、KPIはKSFをもとに設定しますが、「最終的にはKGIの達成を目標にしている」という共通認識をチーム内で持つことも重要です。
(5)定期的な指標の測定
KPIの運用後は、定期的に指標を測定します。
測定の頻度は「1か月ごと」「四半期ごと」など、プロジェクトの期間や業務内容に応じてあらかじめ設定しておきます。測定結果が思わしくない場合は、事前に定めたリスク対策に基づいて軌道修正をすると同時に、原因を特定しましょう。
また、測定時にはKPIの数値をグラフなどで可視化すると、進捗状況を把握しやすくなります。このように、定期的な測定と修正を繰り返すことが、KPI達成のポイントです。
(6)結果の検証
プロジェクトが一区切りを迎えたタイミングで、KPIの測定結果を検証します。
これまで測定してきたKPIを一覧表やグラフにまとめ、数値の推移から傾向を分析します。また、単に達成度を確認するだけでなく、「いつ課題が発生したか」「効果があった施策は何か」など、プロジェクト全体を振り返ることも重要です。
このように、結果の検証を通じてKPIの達成状況を客観的に把握し、課題を明確にすることで、今後の改善や次回以降のプロジェクトに活かすことができます。
(7)改善策の検討
最後に、改善策を検討します。
結果の検証や振り返りの内容をもとに、今後のKPI管理の効果を高めるための改善策を考えましょう。KPIの達成度にかかわらず実施し、達成率が高かった場合は「成功要因」を、うまくいかなかった場合は「課題」を踏まえて改善策を立てることが重要です。
また、改善策は記録・資料化しておくことで、次回以降のプロジェクトにおいて、より精度の高いKPI管理を実現可能です。たとえば、「ナレカン」のような情報共有ツールを使うと、ナレッジを簡単に記録・検索でき、社内での共有や活用に役立ちます。
KPI管理のポイントとは
ここでは、KPI管理における3つのポイントをご紹介します。以下のポイントが押さえられていないKPI管理をしてしまうと、チームの認識が統一されず、業務に支障をきたす可能性があるので注意しましょう。
シンプルなKPIにする
まずは、シンプルなKPIにすることがポイントです。
KPIは、誰もが簡単に理解できるものでなければなりません。複雑なKPIでは、社員が自らとるべきアクションが不明瞭になり、行動に迷いが生まれて業務の効率が低下してしまいます。
また、KPIが複雑になると、マネジメント側にとってもKPIの達成状況を把握しづらく、社員の評価基準が曖昧になることで、不要な業務負荷がかかります。したがって、KPIはシンプルなものに設定し、途中経過の評価や検証を迅速かつ効率的に進めましょう。
運用に合わせて臨機応変に変更する
KPI管理では、運用状況に合わせて臨機応変に変更することが重要です。
ビジネスの状況は日々変化するため、臨機応変に対応しなければなりません。市場のニーズの変化によって、既に設定していたKPIが新たな市場の傾向に合わなくなる可能性もあります。
状況の変化により、当初設定したKPIが達成不可能となる場合もあるので、柔軟にKPIは変更するべきです。最初に設定したKPIにこだわるのではなく、改善を繰り返し、状況の変化に即したKPTを設定しましょう。
KPIを適切に共有・管理する
KPIを適切に共有・管理することも、KPI管理のポイントのひとつです。
KPIをチーム全体で共有すれば、各メンバーの役割や業務が明確になり、二重対応を防ぎつつ社員同士がフォローし合える体制を構築できます。また、チームでひとつの目標を達成しなければならない意識が高まることで、モチベーション向上にもつながるのです。
さらに、KPIを正しく管理できていれば、進捗状況を誰もが把握でき、情報の属人化も防げます。近年では、管理が煩雑になりやすいアナログな手法ではなく、「ナレカン」のような情報共有ツールを用いてKPIの管理・共有を効率化している企業が増えています。
【脱エクセル】KPI管理に役立つおすすめのITツール
以下では、非IT企業でも簡単に使える、KPI管理に役立つおすすめのITツールをご紹介します。
KPI管理を適切に進めるには、KPIを含む「業務情報」を正しく共有・管理する必要があります。ただし、Excelなどの表計算ソフトでは、共有に別のツールを使う手間がかかり非効率です。
また、KPI管理によく用いられるBIツールやCRMツールは、操作が複雑で使いこなせない場合も多いため、教育コストがかかります。とくに、大人数でKPIを共有して業務を進めるには、複雑な分析より「情報共有や見える化」が重要です。
さらに、適切に情報を管理して活用するには、「アクセス性の高さ」も重要なポイントです。結論、自社のKPI管理には、社内のあらゆる情報を簡単に共有・管理でき、ヒット率100%の検索機能で必要な情報がすぐに見つかる「ナレカン」が最適です。
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KPI管理の概要とポイントまとめ
これまで、KPI管理の概要やポイント、手順を中心に解説しました。
KPI管理は、企業の目標達成に向けて進捗状況を可視化し、やるべき業務や課題を把握できる重要な手法です。そして、KPI管理を成功させるためには、業務に関する情報を適切に共有・管理して活用することが求められます。
ただし、KPI管理でよく使用されるBIツールやCRMツールは、操作が複雑で教育コストがかかる点がデメリットです。そこで、専門的なツ―ルを使った複雑な分析ではなく「社内全体での情報共有や見える化」によって、大人数でも効率的にKPI管理を進めましょう。
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