Microsoft 365を最大限活用するナレッジ管理の方法を一挙紹介!
今日、多くの会社で業務においてMicrosoft 365が導入されています。Microsoft 365にはさまざま機能が搭載されていますが、とくにナレッジ管理に関する機能は豊富にあります。
一方で「Microsoft 365を使ったナレッジ管理の方法がわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Microsoft 365を活用したナレッジ管理の方法や注意点を中心にご紹介します。
- Microsoft 365のツールを使ってナレッジを管理したい
- 自社に最適なナレッジ管理の方法を知りたい
- 誰でも簡単にナレッジ管理できるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、Microsoft 365を利用したナレッジ管理の仕方だけでなく、自社にあったナレッジ管理の方法が見つかります。
目次
ナレッジ管理システムとは
ナレッジ管理システムとは、社員がノウハウとして持つ知識や経験を可視化して、組織内で共有するシステムのことです。
ナレッジ管理(ナレッジマネジメント)を実施することで、個人のノウハウやスキルが属人化しないため、経験や知識の有無を問わず高水準かつ業務品質を均一に保てるようになります。したがって、組織全体の底上げの効果も期待できるのです。
このように、ナレッジ管理は業務を効率化し、生産性を上昇させることにつながります。そのため、ナレッジ管理システムを使って社員一人ひとりが持つナレッジを共有・管理する制度を整えていくべきなのです。
Microsoft 365を使ったナレッジ管理方法7つ
以下ではMicrosoft 365のツールを使ってナレッジ管理をする7つの方法をご紹介します。
方法1|Excelを使用する
1つ目の方法はExcelを使用したナレッジ管理です。
- まず、Excelシート上に、「ID」「タイトル」「カテゴリ」「内容の要約」「詳細情報」「作成日」「更新日」「担当者」「備考」といった列を作成します。
- 列を作成したら、任意のセルを選択し、[格子]をクリックします。
- [テーブルとして書式設定]を選択し、テーブルの範囲を指定したら、[OK]を押します。
- 表に情報を入力していくと、以下のようなナレッジ管理表が作成できます。表を作成した後は、忘れずに共有しましょう。
- 共有するにはリンクを送信するか、メールに添付して送信する方法があります。[共有]をクリックして選択しましょう。




このように、Excelを使ってのナレッジ管理は可能ですが、更新するたびに周知する手間がかかったり、セキュリティが脆弱だったりという問題点があることに注意しましょう。
方法2|Accessでデータベースを管理する
2つ目の方法は、Microsoft Accessを使ってナレッジデータベースを構築することです。
Accessは、データの管理に特化したソフトウェアであり、社内の情報などをまとめたデータベースを作成することが可能です。また、必要なデータのみの抽出や集計ができるため、すばやく必要なナレッジ情報を得られるのです。
以下は公式サイトで公開されている利用例です。フォーマットを利用して、仕入れ先などの情報を整理できます。

一方で、安定した運用のためにはある程度の専門知識やプログラミングスキルが必要とされるため、管理が属人化してしまいやすいというデメリットがあります。
方法3|OneNoteを利用する
3つ目の方法は、OneNoteを利用することです。
OneNoteの新規のページにナレッジを追加していくことで、ナレッジ管理が簡単にできます。以下の画像は、OneNoteのページにナレッジを記入した例です。

このように、ノートにメモするような感覚でナレッジの作成がサクサク進みます。また、セクション分けを丁寧にしていくとナレッジを探しやすい仕組みの構築につながります。
近年、Microsoft Teamsのwiki機能が段階的に廃止されるようになり、Teamsで作成したwikiの移行先としてOneNoteの利用が増えています。そのため、wiki機能に関してTeamsを代替できるほどOneNoteは優れていると言えるのです。
しかし、共有のときにリンクを送信する必要があるため、煩雑と言えます。そこで、「ナレカン」のような共有が簡単なツールを選択すれば、共有の手間を大幅に削減できます。
方法4|Loopを活用する
4つ目の方法として、Microsoft Loopを活用することが挙げられます。
LoopはOneNoteと比較して情報共有能力が高く、同時編集機能も非常に使いやすい仕様になっています。以下は、Loopで作成した社内wikiのワークスペースに追加した「よくあるトラブルの解決方法」のページです。

以上のように、新しいワークスペースを追加して、ナレッジを整理整頓できます。また、OneNoteやTeams、Plannerとの連携も可能で、使用用途に応じたさまざまな使い方があります。
5つ目の方法は、SharePointで社内wikiを作ることです。
SharePointは、新規のサイトに社内のナレッジを追加していくことができます。以下は、SharePointを使って新規のサイトにナレッジを入力した画像です。

上記の画像の右側にあるツールボックスから好きなパーツを組み合わせてサイトを作成することができます。また、初心者でも直感的に操作でき、プログラミング等の専門的な知識は不要であることが特徴として挙げられます。
方法6|Microsoft Vivaを利用する
Microsoft Vivaを利用することもナレッジ管理の方法の1つです。
Microsoft VivaとはMicrosoft 365とTeamsに統合されている、従業員エクスペリエンスプラットフォームです。従業員のナレッジ管理や情報共有に役立つツールを多く含んでいます。
たとえば、Microsoft Vivaに含まれているViva Connectionsを利用すると、社内のナレッジを管理・共有できます。下記は公式サイトで紹介されている使用画面の例です。

画像の例のように、社内の情報やお知らせを掲示板のようにして共有することができます。メンバーにわかりやすい形でナレッジ管理が可能です。
方法7|Copilotを利用する
7つ目の方法はCopilotの利用です。
CopilotとはMicrosoftが開発したAIアシスタントのことです。Microsoft 365に統合されているため、組織内のコンテンツに対してAI検索ができます。

たとえば、社内の膨大なデータから必要な情報を取り出すときに、CopilotのAI検索を利用すれば、話し言葉で検索ができます。
ナレッジは管理するだけでなく、いつでも使えるよう取り出しやすい環境に置いておく必要があるため、AI検索は業務を効率よく進めるのに重要です。
【比較表】Microsoft 365を使ったナレッジ管理方法一覧
以下は、今まで紹介してきたMicrosoft 365を使ったナレッジ管理方法7つの一覧表です。それぞれの特徴や注意点を比較し、自社にあったナレッジ管理方法を採用しましょう。
| Excel | Access | OneNote | Loop | SharePoint | Microsoft Viva | Copilot | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
データの入力や集計を効率化 |
データベースの構築に特化 |
手書きや音声など幅広い形式でナレッジを作成 |
情報共有能力が優れている |
ファイルや情報の共有ができるポータルサイトを作成 |
ナレッジ管理や共有に適したツールが豊富 |
AI検索が可能 |
| 適したナレッジ |
データ一覧や小規模なナレッジ |
データ同士の関連付けが必要なナレッジ |
業務手順マニュアルなどの階層構造のあるナレッジ |
リアルタイムで共有したいナレッジ |
アクセス権限を管理したいナレッジ |
組織全体で共有したいナレッジ |
膨大な数のナレッジ |
| 注意点 |
・更新が見落とされてしまう
・セキュリティ対策が弱い |
・多少の専門知識が必要
・リアルタイムで共有できない |
・ナレッジが増えると動作が重い
・検索機能の精度が低い |
・社外との共有ができない
・データベース機能がない |
・デザイン性が低い
・小規模なナレッジ管理は不向き |
・Viva Goalsは2025年12月31日に廃止
・料金プランが複雑
|
・機密情報を扱うときは注意
・法人向けであるMicrosoft 365 Copilotの利用には別途ライセンスが必要
|
| ユーザビリティ |
初級者向け |
中〜上級者向け |
初級者向け |
初級者向け |
中級者向け |
中級者向け |
初〜中級者向け |
以上のように、同じMicrosoftのツールであってもそれぞれ異なった点があります。そのため、もし一つのツールで必要な機能を全網羅できていない場合は、他のMicrosoftツールを連携して使うことも視野に入れましょう。
Microsoft 365でナレッジ管理をするときの注意点
Microsoft 365のツールを使ってナレッジ管理する場合、導入から運用に乗せるまでにどれくらい時間がかかるかという点に注意しなくてはなりません。
Microsoft 365のツールは日常的に使われることが多く、導入ハードルが低い点が魅力です。しかし、どのツールも幅広い業務に対応できるよう設計されており、ナレッジ管理に特化した機能は備わっていません。
そのため、徹底したナレッジ管理をするには複数ツールを連携して機能を補う必要があり、運用までに時間がかかります。そこで、専門のスタッフが導入をサポートしてくれる「ナレカン」のようなナレッジ管理ツールを導入するとすばやく運用に乗せられます。
【必見】Microsoft 365よりも簡単にナレッジ管理をする方法
以下では、Microsoft 365よりも簡単にナレッジ管理をする方法をご紹介します。
Microsoft 365では、様々なニーズに応えた多様なツールが提供されていますが、用途ごとに複数ツールを併用すると社内のナレッジが分散してしまう点が課題です。そのため「社内のナレッジを一元管理できるツール」を利用しましょう。
また、膨大な量の社内wikiの中から目的の情報を見つけ出すのは、時間と手間がかかります。そこで「検索性に優れたツール」を利用すると、膨大な社内ナレッジの中から欲しい情報を即座に取り出せるため業務が滞りません。
結論、自社が導入すべきは、社内のナレッジを一元管理し、超高精度の検索機能で目的の情報に即アクセスできるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンの「記事」にまとめた社内情報は瞬時に任意のメンバーに共有されるうえ、ヒット率100%でファイル内検索も可能な「超高精度な検索機能」を備えています。そのため、社内のナレッジを作成から共有・管理まで一元管理できるのです。
充実した初期導入支援が受けられるツール「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
生成AIを活用した「自然言語検索」によって、上司に質問するように検索可能です。そのため、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「AI検索」「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「画像内テキスト検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【ナレッジの一元化】 ナレカン内のナレッジは最新でフレッシュな状態で管理。
ナレカン内に一元化したナレッジは、「断捨離機能」によって、常に最新でフレッシュなものになります。そのため、ナレッジが陳腐化することがありません。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>

- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【何ができる?】Microsoft 365 管理センターの機能
Microsoft 365 管理センターは、組織内の Microsoft 365 に関するさまざまな管理業務を、一か所で扱えるオンラインの管理プラットフォームです。主な機能は次の通りです。
| <機能> | <内容> |
|---|---|
ユーザー管理 |
ユーザーの追加、削除、編集、ライセンス割当、パスワードリセットなど |
グループ管理 |
Microsoft 365 グループ、Teams グループ、配布グループ、共有メールボックスの作成・管理 |
リソース管理 |
会議室や備品などの予約管理、SharePointのサイト設定 |
支払い管理 |
サブスクリプション情報の確認、請求書管理、ライセンス数確認、購入やキャンセル処理 |
サポート機能 |
管理者専用サポートへのアクセスや問い合わせ管理 |
設定管理 |
パスワードポリシー、多要素認証、ドメイン管理、アプリ設定など |
セットアップ |
既存ドメイン管理や機能の未設定項目の確認 |
レポート |
利用状況や生産性スコア、監査レポート等の表示 |
正常性モニター |
サービスの状態確認や障害情報の閲覧 |
Microsoft 365 管理センターは、複数のサービスやツールを個別に操作する手間を省き、IT担当者や管理者の負担を軽減することができます。また、管理センターにはウェブブラウザからアクセスでき、管理権限を持つユーザーのみが利用可能です。
Microsoft 365を使ったナレッジ管理方法まとめ
これまで、Microsoft 365を使ったナレッジ管理方法7つや注意点を中心にご紹介しました。
Microsoft 365には多彩な機能が搭載されており、中にはナレッジ管理ができるものも存在します。しかし、どのツールもナレッジ管理を主目的として設計されていないため、蓄積・共有できる情報が限られたり、検索精度が十分でなかったりする課題があります。
そのため、ナレッジを戦略的に活用したい場合は、ナレッジ管理に特化した専用ツールを導入することが効果的です。とくに、必要な情報を瞬時に見つけ出せるよう、高精度な検索機能を備えているかが重要な選定ポイントとなります。
結論、自社が導入すべきは、“平均0.2秒”“ヒット率100%”を誇る高度な検索機能を備えたナレッジ管理ツール「ナレカン」一択です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を導入して、ナレッジ管理を徹底しましょう。
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔
1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX Ventures、East Ventures、マネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
2024年、100名~数万名規模の企業のナレッジ管理の課題解決のために、社内のナレッジに即アクセスできるツール、「ナレカン」をαローンチ。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX Ventures、East Ventures、マネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
2024年、100名~数万名規模の企業のナレッジ管理の課題解決のために、社内のナレッジに即アクセスできるツール、「ナレカン」をαローンチ。
最新の投稿
おすすめ記事


