Dropboxの代替はこれ!デメリットを解消する類似サービス4選を紹介
Dropbox(ドロップボックス)は、クラウド上で情報管理する「オンラインストレージ」の代表的なサービスで、多くのユーザーに利用されています。
しかし、利用者の中には「Dropboxを使った情報管理に不便さを感じている」と、ツールの代替先を探している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Dropboxの代わりに無料でも使える類似サービスを中心にご紹介します。
- Dropboxの代わりになるソフトを探している
- Dropboxの類似ツールの機能や価格を比較したい
- 最も簡単に情報の管理・共有ができるサービスを知りたい
という方はこの記事を参考にすると、Dropboxのデメリットを解消する代替ツールが見つかり、ファイル管理・共有を効率化できます。
目次
Dropboxの概要
Dropboxは、アメリカのDropbox Inc.が提供するオンラインストレージです。以下では、Dropboxの料金プラン・特徴のほか、オンラインストレージにおいて最重要なセキュリティについてご紹介します。
料金プラン・特徴
Dropboxには「Basic」「Plus」「Business」「Business Plus」「Enterprise」の5つのプランがあります。プランごとに料金や搭載されている機能は異なり、それぞれのプランの違いは以下の通りです。
| Basic | Plus | Professional | Standard | Advanced | |
|---|---|---|---|---|---|
| 料金(月額) |
無料 |
1,500円/月 |
2,400円/月 |
1,800円/ユーザー/月 |
2,880円/ユーザー/月 |
| 利用人数 |
1人 |
1人 |
1人 |
3人~ |
3人~ |
| ストレージ容量 |
2GB |
2,000GB |
3,000GB |
チーム全体で5,000GB~ |
チーム全体で15,000GB~ |
| その他の特徴 |
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なお、「Enterprise」は導入先企業の業務に合わせて内容をカスタマイズできるプランであり、利用するには問合せが必要です。
セキュリティ
Dropboxのセキュリティ対策としては、以下のものがあります。
- アカウントのセキュリティ
- ファイルの保護と暗号化
- ファイルの共有と権限
- ファイルとフォルダの復元
- データ漏洩対策
2段階認証、ユーザー・デバイス管理、ゼロ知識暗号化で、不審なログインからアカウントを保護します。
安全な256ビットAESとSSL/TLS暗号化技術で、データ転送中もファイルを保護できます。
パスワード保護や有効期限設定など、高度な共有管理機能により、コンテンツへのアクセス権限を簡単に制御できます。
ファイルやフォルダ、以前のバージョンのコンテンツを複数の方法で簡単に復元できるため、ファイルを失っても安心です。
不正アクセス対策として、脆弱性テスト、ダークウェブ監視、エンタープライズレベルの検出機能を導入しています。
また、以前は「Dropbox Vault」という機密性の高いセキュリティ下でファイルを保護・整理できる特別なフォルダが使用できましたが、2025年3月以降提供が終了しているため、注意しましょう。
Dropboxのデメリット
Dropboxの主なデメリットとして、以下の2点が挙げられます。
- 無料プランの容量が小さい
- 検索機能が弱い
無料プランの場合、利用できるストレージ容量は「2GB」までに制限されます。また、有料プランも「1,500円/月(月払い)~」と比較的高価な価格帯であるため、ほかのツールへの乗り換えを検討するユーザーは少なくありません。
実際に利用するユーザーからは、「検索機能で目的のファイルをすぐに探し出したい場面が多いため、フィルター機能をさらに細かく設定できるようにしていただけると、必要なファイルにすぐアクセスできるようになり、大変助かります。」といった声も見受けられます。(引用:ITreview)
以上の理由から、Dropboxの利用にストレスを感じている方は、別ツールへの移行を検討しましょう。
【無料あり】Dropboxのサーバー代わりになる類似サービス4選
以下では、Dropboxの代替におすすめのオンラインストレージを4つご紹介します。それぞれの特徴と注意点を確認し、自社に合ったサービスを探しましょう。
Google Drive

<Google Driveの特徴>
- 無料で15GBまで利用できる
- 他のGoogleアプリと連携できる
- Google検索技術に基づいたAI検索・AIによる脅威検出
Googleアカウントを保持していれば、無料で「15GB」まで利用可能です。
ドキュメントやスプレッドシートなどの他のGoogleアプリと連携して、ほかのユーザーとリアルタイムで共同編集できます。
アップロード時にファイルを自動的にスキャンするだけでなく、Googleが持つ膨大なデータとAI技術を活用し、既知および未知の脅威を高い精度で検出・ブロックします。
<Google Driveの機能・使用感>
- 検索機能が充実している
- 重要なファイルを目立たせられる
ファイルの「種類」「最終更新日時」「作成者」などの項目ごとに絞り込んで検索できるので、目的のファイルを見つけやすいです。
ファイルに「スター」をつけて強調できます。スターが付いたファイルのみを表示することも可能なので、よく使うファイルや重要なファイルへすばやくアクセスしたいときに便利です。
<Google Driveの注意点>
- 容量が別のGoogleツールと合算される
- フォルダ構成が複雑になりやすい
1つのGoogleアカウントでの使用容量は、Google Driveだけでなく、GmailとGoogleフォトで使用している容量も合算されます。そのため、すぐに容量制限に達してしまう恐れがあります。
実際のユーザーからは、「共有が進むにつれて、どこに何のファイルがあるのか分かりにくくなることがあります。フォルダ管理のベストプラクティスが公式で紹介されていると助かります。」という意見がありました。(引用:ITreview)
Google Driveの料金体系
- 個人向け:0円
- Business Starter:950円/ユーザー/月(月払い)
- Business Standard:1,900円/ユーザー/月(月払い)
- Business Plus:3,000円/ユーザー/月(月払い)
- Enterprise:要問い合わせ
Microsoft OneDrive

Microsoft OneDriveの特徴
- 5GBまで無料で使える
- マルチデバイスに対応している
- きめ細かな共有権限設定が可能
OneDriveは、Microsoftアカウントがあれば誰でも5GBまで無料で使えます。
OneDriveはスマートフォンアプリを提供しています。そのため、移動中やPCを持ち込めない場所でも、ファイルの閲覧や編集が可能です。
閲覧のみ、編集可能、ダウンロード禁止など、ファイルごとに権限を細かく設定でき、社外ユーザーへのアクセス許可を設定するときに、必要以上の権限付与を防ぐことができます。
Microsoft OneDriveの機能・使用感

- 共同編集ができる
- バックアップできる
OneDriveでは、個人でのファイル保存だけでなく、ほかのメンバーと共同編集が可能です。そのため、プレゼン資料や企画書の作成など、複数人で書類作成を進める場面での利用に役立ちます。
OneDriveに重要なファイルを保存しておけば、バックアップできるので、PCが壊れたり紛失したりしてもファイルの復元が可能です。そのため、社内でPCを買い換えたときも、古いPCから新しいPCへデータを移行する手間がかかりません。
Microsoft OneDriveの注意点
- ファイル管理が煩雑化しやすい
- 動作が重い
OneDriveは、共有フォルダと個人フォルダの見分けがつきづらいため、社内で情報共有するときに混乱が生じる恐れがあります。
利用しているユーザーからは「同期のスピードが遅い時が多々あります。また、別PCでログインした際の同期の仕方に不安定さが見られます。同一アカウント内での別PCのデスクトップが同期したりトラブルがたまにあります。」という声があります。(引用:ITreview)
Microsoft OneDriveの料金体系(法人向け)
- Microsoft 365:無料
- OneDrive for Business (Plan 1):749円/ユーザー/月(年払い)
- Microsoft 365 Business Standard:1,874円/ユーザー/月(年払い)
MEGA

<MEGAの特徴>
- 無料で10GBまで利用できる
- 非ユーザーともファイル共有できる
- サービス全体でエンドツーエンド暗号化を適用
無料で利用できるストレージは「10GB」で、オンラインストレージのなかでも比較的大きい容量です。
MEGAのアカウントを持たない非ユーザーにも簡単にファイルを共有できます。
ファイルのアップロード・保管・共有・チャットなど、サービス全体で標準的にエンドツーエンド暗号化が適用されています。
<MEGAの機能・使用感>
- ファイルを見分けやすい
- チームメンバーを招待してチャットができる

ファイルの一覧を見たときに文字だけでなく、画像も一緒に表示されるので、一目でファイルの内容を判別できる点が便利です。

一対一でやりとりする個別チャットのほか、グループチャットを作成して、複数人でのやりとりが可能です。そのため、社内のコミュニケーションツールとしても活用できます。
<MEGAの注意点>
- パスワードを忘れるとデータが失われる場合がある
- バックアップが容量を圧迫してしまう
MEGAでは、パスワードでファイルのアクセスを制限するので、パスワードを忘れてしまった場合ファイルを閲覧できなくなる恐れがあります。
ユーザーからは「自動バックアップ機能は優秀なのですが、バックアップファイル自体やキャッシュファイルが保存容量を圧迫してしまう点は改善してほしいと感じています。」という意見があります。(引用:ITreview)
<MEGAの料金体系>
Proプラン
- 無料プラン:0円
- Pro I:1,984円/ユーザー/月
- Pro II:3,970円/ユーザー/月
- Pro III:5,957円/ユーザー/月
その他プラン
- MEGA pass:594円/月~
- MEGA VPN:991円/月~
- ビジネス:2,979円/月~
上記価格はすべて現地通貨での推定価格です。取引時はユーロで請求されます。
InfiniCLOUD

<InfiniCLOUDの特徴>
- 無料で20GBまで利用できる
- 紹介ボーナスがある
- 国際的なクラウドセキュリティ認証を取得している
新規アカウントを作成することで、「20GB」まで無料で利用できます。
InfiniCLOUDをほかのユーザーに紹介すると、紹介をした側と紹介を受けた側の両者にボーナス容量がプレゼントされます。
ISO/IEC27001(ISMS)といった情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格を取得しています。
<InfiniCLOUDの機能・使用感>
- ファイルの情報を一目で把握できる
- 並べ替えが可能

ファイル名や形式、サイズ、更新日を一覧で確認できるので、目的のファイルを見つけやすいです。
「サイズ」「種類」などをクリックすると、瞬時に並べ替えられるので、ファイルを整理したいときに便利です。
<InfiniCLOUDの注意点>
- セキュリティに懸念が残る
- 疑問を解消しにくい
InfiniCLOUDでは、ユーザーごとのアクセス権限設定が出来ず、「合言葉」で閲覧制限を付ける仕様となっています。そのため、合言葉さえ分かれば、誰でも簡単にアクセスできてしまうのです。
ユーザーからは『ファイルブラウザーからヘルプページを開くと、FAQページ内の「ファイルブラウザーの使い方」に遷移します。基本操作やアイコン詳細を知りたい場合は良いのですが、それら以外の疑問を調べたい時に少々手間に感じます。』という意見があります。(引用:ITreview)
<InfiniCLOUDの料金体系>
- 無料アカウント:0円
- 有料アカウント(300GB):970円/月
- 有料アカウント(3TB):1,460円/月
- 有料アカウント(10TB):4,840円/月
2025年8月1日から料金改定され、上記の価格になりました。
<比較表>Dropboxのおすすめ代替アプリ一覧
以下の表は、Dropboxの代替先として使えるオンラインストレージ一覧です。(※左右にスクロール可)
| Google Drive | Microsoft OneDrive | MEGA | InfiniCLOUD | |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
他のGoogleアプリと連携できる |
あらゆるデバイスからアクセスできる |
非ユーザーともファイル共有できる |
紹介ボーナスがある |
|
無料版の容量 |
15GB
※他のGoogleツールと合算 |
5GB |
10GB |
20GB |
|
ユーザーごとの
アクセス権限設定 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
| チャット機能 |
【×】 |
【×】 |
【〇】 |
【×】 |
| 注意点 |
検索の精度が高くない |
ファイル管理が煩雑化しやすい |
パスワードを忘れるとデータが失われる恐れがある |
セキュリティに懸念が残る |
| 料金 |
・無料プランあり
・有料プランは950円/月~(月払い) |
・無料プランあり
・有料プランは749円/月~(年払い) |
・無料プランあり
・有料プランは1,900円/月~ |
・無料プランあり
・有料プランは594円/月~ |
| 公式サイト |
「Google Drive」の詳細はこちら |
「Microsoft OneDrive」の詳細はこちら |
「MEGA」の詳細はこちら |
「InfiniCLOUD」の詳細はこちら |
このように、ツールによって特徴は異なりますが、ビジネスで利用する場合には「セキュリティの高さ」を重視すべきです。したがって、”フォルダ”ごとに細かくアクセス制限をかけられる「ナレカン」のような情報管理ツールを選びましょう。
【注意】オンラインストレージを使い続けるデメリット
以下では、オンラインストレージを使い続けるデメリットをご紹介します。
- 情報へのアクセス性が低い
- ファイルが煩雑化しやすい
- 権限の設定が面倒
内容を確認するには、ファイルを都度開かなければならず、非効率的です。
ファイル数が増えると、ファイル名が似ているものが増えてしまい、必要なファイルを探すのに時間がかかってしまいます。
機密情報を扱う場合、ファイル一つひとつにアクセス権限を設定する必要があり、手間がかかります。
以上のことから、今日ではオンラインストレージではなく、”ノート形式”で情報管理できるツールを導入する企業が増えています。
【代替先はこれ】面倒なファイル管理から解放されるアプリ
以下では、面倒なファイル管理から解放されるアプリをご紹介します。
Dropboxをはじめとしたオンラインストレージは、ファイル管理に特化しているため、ファイル以外の情報は残せません。また、そもそもファイル形式での情報管理は、「似た名前のファイルが乱立する」「情報を探すのに時間がかかる」といった欠点があります。
そのため、ビジネス利用には「ファイルだけでなく、あらゆる情報を簡単に確認・管理できるノート形式のアプリ」を導入すべきです。なかでも、業務に関する情報をシーンに応じて適切に管理でき、検索機能が充実したサービスを選べば、見たいデータがすぐに探し出せます。
結論、ファイルの管理に最適なのは、ノート形式であらゆる情報を残せて、必要な情報に即アクセスできるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンの「記事」には、ファイルに加えて画像やテキストも記載できるうえ、フォルダごとに権限を設定して体系的に管理可能です。また、超高精度な検索機能では、ファイル内も検索でき、国際規格のセキュリティ基準を満たしているので、機密情報も安心して管理できます。
欲しい情報にすぐにアクセスできるアプリ「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
生成AIを活用した「自然言語検索」によって、上司に質問するように検索可能です。そのため、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「AI検索」「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「画像内テキスト検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【ナレッジの一元化】 ナレカン内のナレッジは最新でフレッシュな状態で管理。
ナレカン内に一元化したナレッジは、「断捨離機能」によって、常に最新でフレッシュなものになります。そのため、ナレッジが陳腐化することがありません。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>

- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
ファイル移行も簡単!ナレカンの便利な要約機能
ナレカンの「ファイル要約機能」を使うと、任意のファイルをアップロードするだけで、AIが内容を自動で要約します。

上記画像のように、ファイルの「要約」と「重要ポイント」がAIによって自動で抽出されるうえに、元ファイルも自動で添付されます。そのため、ファイルの内容をすぐに把握でき、一つひとつファイルを開いて確認する手間が無くなるのです。
Dropboxの代わりになるオンラインストレージまとめ
これまで、Dropboxの問題点や、代替アプリを中心にご紹介しました。
Dropboxは「管理が大変」との声が多く、業務を円滑化するためにツールの乗り換えを検討する方は少なくありません。そもそもファイル形式の情報管理は、「ファイルが見つからない/更新が面倒」などのストレスにつながりやすいので注意しましょう。
そのため、Dropboxの代替には、シーンに応じて画像・ファイルを格納したり、テキストで情報をまとめたりできるツールを選びましょう。ただし、ファイル管理のストレスを解消するためには、検索性が優れていることが大前提です。
結論、Dropboxの代替に最適なのは、ファイルの中身まで検索できるほどの超高精度の検索機能を備えたツール「ナレカン」一択です。また、ナレカンでは、既存データの移行支援もしているので、Dropboxから乗り換えるときの負担も最小限に抑えられます。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を使って、煩雑なファイル管理から脱却しましょう。


