【サービス終了】COTOHA Meeting Assistとは?代替ツールや評判を紹介

近年、リモートワークの普及に伴いWeb会議も一般的になりつつあります。そこで、会議内容の整理を効率化させるために、「議事録作成支援ツール」を使う企業が増えています。
たとえば、「COTOHA Meeting Assist(コトハミーティングアシスト)」は議事録作成に役立つツールのひとつでした。しかし、COTOHA Meeting Assistのサービスが終了したことで「どのツールを使えば良いか分からない」と悩む方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、COTOHA Meeting Assistの機能や使い方・料金・評判と他の議事録ツールとの比較まで網羅的にご紹介します。
- COTOHA Meeting Assistの機能や料金、使い方を知りたい
- COTOHA Meeting Assistのサービス終了により、代替ツールを比較検討したい
- 作成した議事録を適切に管理・共有できるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、COTOHA Meeting Assistの概要だけでなく、議事録にかける業務の手間を軽減する方法が分かります。
目次
COTOHA Meeting Assist(コトハミーティングアシスト)とは

COTOHA Meeting Assist(コトハミーティングアシスト)とは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供するAI議事録自動作成ツールです。
他の議事録作成ツールとの違いとしては、「確認したい部分のみ音声を聞き直し、文章を修正できること」が挙げられます。これにより、AIで作成した議事録の確認/手直しを容易に実施できるのです。
また、会議中はリアルタイムで文字起こしがおこなわれるため、外出やリモートワーク中で会議に参加できずともテキストを読むだけで内容が把握できます。
ただし、COTOHA Meeting Assist(コトハミーティングアシスト)は2024年9月30日(月)でサービスが終了しているため、議事録作成ツールを探している場合は、他のツールの利用を検討しなければなりません。
COTOHA Meeting Assistに代わる!AI議事録作成ツール3選
COTOHA Meeting Assistは2024年9月30日でサービス終了となりました。そこで、以下では代替となるAI議事録作成ツールをご紹介します。
スマート書記

スマート書記の特徴
- 使えば使うほどAIの精度が上がる
- あらゆるWeb会議ツールと連携可能
独自アルゴリズムでAIに学習させることなく、AIの精度を向上させる仕組みを構築しています。そのため、使えば使うほどAIの精度が向上します。
ZoomやMicrosoft Teams、Google Meet、Cisco Webexなど、あらゆるWeb会議ツールと連携して使えます。
スマート書記の機能・使用感
- 自動話者分離機能
- フィラー除去機能
- 要約機能・要点抽出機能
最大20名までの発話者を認識し、誰がどのような発言をしたのか可視化することができます。そのため、活発に意見交換がおこなわれる会議において役立ちます。
「あー」「えー」などの発話の間に挟み込む意味を持たない言葉を自動で削除できます。そのため、文章校正をスムーズに実施したいときに便利です。
会議の概要をAIが自動でまとめてくれる機能や、会議の要点共有に役立つ「要点抽出機能」があります。指定した議題ごとの要点整理も可能なため、会議の概要をすぐに把握したいときに便利です。
スマート書記の注意点
- 最初の設定が複雑
- 専門用語学習の自動化ができない
利用しているユーザーからは「最初の設定が少し複雑なので、この様なツールに慣れていない人にはハードルが高いかもしれません。」という声があります。(参考:ITreview)
利用しているユーザーからは「特定の業界の単語リストを自動で提案したり、頻繁に使用される用語をAIが自動的にピックアップして学習候補として提示する機能があれば、ユーザーの手間が省けます。」という声があります。(参考:ITreview)
スマート書記の料金体系
料金は利用人数に合わせて変わるため、問い合わせる必要があります。
- ライセンス料:10,000円/月
AmiVoice Cloud Platform

AmiVoice Cloud Platformの特徴
- 日本語の認識精度が高い
- ノイズ対策技術に優れている
AmiVoiceは、25年以上のノウハウ・データが蓄積された音声認識エンジンです。そのため、日本語に対する高い認識精度に定評があります。
AmiVoiceはノイズ対策技術により街の中はもとより、工場、自動車・電車・飛行機などの騒音が多い場所での音声や、電話などの聞き取りづらい音声もクリアに認識できます。
AmiVoice Cloud Platformの機能・使用感
- 専門用語に強い
- 認識言語が複数ある
業務に不適切な用語を省き、製品名や固有名詞などの登録・認識も可能です。各業界特有の用語を認識できるため、幅広い業界で活用できます。
国内で開発・運用されているサービスですが、認識言語は日本語以外に英語、中国語、韓国語にも対応しています。そのため、海外の方との会議での文字起こしにも便利です。
AmiVoice Cloud Platformの注意点
- スマホでは操作しにくい
- 誤認識が多い
利用しているユーザーからは「モバイル版(携帯版)ですと、操作しにくいです。パソコンですとGoogleに劣らない!と思うのですが・・・今後に期待しています。」という声があります。(参考:ITreview)
利用しているユーザーからは「言い方などにより誤認識になることも多いので、その部分を成長させていただければなおさら使い勝手が向上すると思います。」という声があります。(参考:ITreview)
AmiVoice Cloud Platformの料金体系
利用料金は、利用した音声時間をもとにして、月ごとに計算・請求されます。毎月60分までは無料で利用できます。
- 99円(税込み)/1時間
Notta

Nottaの特徴
- シンプルで直感的に操作できる
- 音声認識の精度が高い
NottaのUI/UXは、直感的に操作できるわかりやすい設計になっています。そのため、ITツールが苦手な方でも簡単に使えます。
最先端の音声認識AI技術を用いて、常にNottaの文字起こしの認識精度は向上し続けており、98.86%という高精度な音声認識を実現しています。
Nottaの機能・使用感

引用:Nottaのホームページ
- フォルダ機能
- 翻訳機能
作成したファイルは2階層のフォルダで管理可能なため、必要なファイルへスムーズにアクセスでき、業務効率化に役立ちます。
42言語に対応した翻訳機能が搭載されています。翻訳したテキストは「原文」と「訳文」を同時に表示させられるので、国際会議や海外研修でのサポート、語学学習などのシーンで役立ちます。
Nottaの注意点
- 無料プランは1回につき3分までしか文字起こしできない
- 誤字修正に手間取る
無料プランでは1回につき3分まで、1ヶ月で120分までしか文字起こしできないため、ビジネスで使用するには有料プランを選択する必要があります。
利用しているユーザーからは「文字起こしされた文章は、句読点や改行が不自然な場合があります。手動で修正する際、もう少しスムーズに編集できる機能があると嬉しいです。」という声があります。(参考:ITreview)
Nottaの料金体系
- フリー:0円
- プレミアム:1,980円/ユーザー/月(月払い)
- ビジネス:4,180円/ユーザー/月(月払い)
- エンタープライズ:要問合せ
【必見】議事録の共有・管理に役立つITツール
ここでは、議事録の共有・管理に役立つITツールをご紹介します。
議事録は業務を進めるうえで必須のため、作成して終わりではなく、すぐに社内で共有するべきです。しかし、メールやチャットだと情報が流れてしまい、ストレージでの保管だとほかのファイルに議事録データが埋もれてしまいます。
したがって、議事録作成ツールのほかに「議事録の共有・バージョン管理が簡単にできるツール」を併用しましょう。また、過去の議事録を必要なときにすぐに見つけられるよう、充実した「検索機能」も必須です。
結論、議事録の管理・共有に最適なのは、議事録ファイルの共有・管理が簡単にできて、充実した検索機能があるツール「ナレカン」一択です。
ナレカンは、議事録のファイルをそのまま添付できるうえ、共有の連絡も可能なので、複数のツールをまたぐ必要がありません。さらに、「ファイル内検索機能」により、添付ファイルの中身まで検索できるため、会議の内容も振り返りやすいのです。
議事録の共有・バージョン管理を最も簡単にできるツール「ナレカン」

「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
生成AIを活用した「自然言語検索」によって、上司に質問するように検索可能です。そのため、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「AI検索」「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「画像内テキスト検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【ナレッジの一元化】 ナレカン内のナレッジは最新でフレッシュな状態で管理。
ナレカン内に一元化したナレッジは、「断捨離機能」によって、常に最新でフレッシュなものになります。そのため、ナレッジが陳腐化することがありません。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
COTOHA Meeting Assistの機能/料金
COTOHA Meeting Assistには、主に以下の機能がありました。
- 多言語対応
- ラベル付機能
- Web会議サービスとの併用
自動翻訳機能で、異なる言語も翻訳された状態でテキストに表示されます。
発言内容に応じて、AIが「重要」「タスク」などのラベル付けをします。
Zoom、Google MeetなどのWeb会議サービスと同時に立ち上げることで、Web会議の発言もテキスト化できます。
また、COTOHA Meeting Assistが提供されていたときの料金価格は以下の通りです。
基本契約 | APIパック | |
---|---|---|
月額料金 |
税込38,500円 |
税込16,500円 |
内容 |
CPU1コア/メモリー8GB/ディスク100GBを含む。 |
1カ月あたり約50時間分の音声認識や翻訳ができ、最大50パックまで追加可能。 |
契約単位 |
1契約毎 |
1パック毎 |
「どれがいいか分からない」という場合は、上記を参考に代替ツールを探しましょう。
COTOHA Meeting Assistの使い方
ここでは、COTOHA Meeting Assistの「ミーティングルームの作成」「会話の記録」の使い方を解説します。
ミーティングルームの作成
- メニューバー上の「ミーティング」をクリックします。
- 「新規作成」をクリックします。
- ルーム名やルームメンバーなどを設定して、画面下部の「作成」をクリックします。
- ルーム一覧に表示されたらミーティングルームの作成は完了です。




会話の記録
- 会議が始まったら「議事メモの記録を開始」をクリックします。
- 「記録開始」をクリックすると、議題を入力する画面が表示されます。議題を入力した後、「開始」をクリックすると、会議メモの記録が開始されます。
- 記録が始まると「●記録中」と表示されます。
- 「記事メモの記録を終了」をクリックすると、会話の記録がメモとして残ります。





参考および画像引用: COTOHA Meeting Assist利用者マニュアル
COTOHA Meeting Assistの代替ツールや評判まとめ
ここまで、COTOHA Meeting Assistの代替ツールや評判などをご紹介しました。
COTOHA Meeting Assistは、2024年9月30日にサービスが終了しました。議事録作成の代替ツールとしてスマート書記やAmiVoice、Nottaなどが挙げられますが、議事録は作成するだけではなく、簡単に社内で管理・共有できるかも重要です。
そのため、「議事録の共有・管理を簡単にできるツール」も併用しましょう。また、過去の議事録が必要なときにすぐ見つけられるよう、充実した検索機能も必須です。
結論、議事録の管理・共有に最適なのは、議事録ファイルの共有・管理が簡単なうえに、ファイルの中身まで検索可能なツール「ナレカン」一択です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を導入して、議事録の共有・管理を円滑に実施しましょう。