ABILI Clip(旧ClipLine)とは?使い方や料金・口コミまで紹介

近年では、研修用教材やマニュアルなどの資料を全社的に周知するときに、動画を活用する企業が増えています。ナレッジの共有に動画を用いると、視聴側が直感的に内容を理解できるメリットがあるのです。
なかでも、「ABILI Clip(旧ClipLine)」は人気の動画型マネジメントツールのひとつです。しかし、「ABILI Clipの特徴や機能が分からず、導入に踏み込めない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ABILI Clipの使い方や料金・口コミを中心にご紹介します。
- ABILI Clipを活用するにあたって、イメージを深めたい
- ABILI Clipを自社に導入すべきか検討したい
- 本部と現場で常に最新の情報を共有できる環境をつくりたい
という方はこの記事を参考にすると、ABILI Clipの活用方法が分かるので、社内のナレッジ共有のために導入すべきか判断できます。
目次
ABILI Clip(旧ClipLine)とは

ABILI Clipとは、本部と現場を結びつける動画型マネジメントツールです。オペレーションや情報・ノウハウを短尺動画として発信でき、組織内の業務改善を支援します。
ABILI Clip(旧ClipLine)の特徴
ABILI Clipの特徴は、動画を介して配信側と視聴側でコミュニケーションがとれる点です。
ABILI Clipeは、アルバイトを含めた現場の全スタッフにIDを付与することで、本部からの動画を一斉に配信できます。さらに、現場から動画内容の実施レポートやフィードバックを本部へ発信するなど、双方向のやりとりを実現します。
以上のように、ABILI Clipは動画を介したやりとりによって、組織の一体感を高めるのです。
ABILI Clip(旧ClipLine)と他のマネジメントツールとの違い
ABILI Clipと他のマネジメントツールとの違いとしては以下の2点が挙げられます。
- 店舗マネジメントに重点を置いている
- 経営に関するコンサルティングのサポートをしている
他社のマネジメントツールは本社でのナレッジ管理を前提としていますが、一方でABILI Clipは、お手本動画などわかりやすさを重視し、店舗のナレッジ管理に特化しています。
ABILI Clipは経営に関するコンサルティングのサポートをしているので、経営について不安がある会社には最適です。
このように、ABILI Clipは現場に根ざしたナレッジ共有と経営支援の両面から、店舗運営の課題解決を強力にサポートします。
ABILI Clip(旧ClipLine)の機能
ABILI Clipには、主に以下の7機能があります。
【機能】 | 【詳細】 |
---|---|
Clip | 研修やマニュアル用に短尺動画を撮影し、発信できます。 |
To Do | 組織や階層、個人ごとに教育カリキュラムを設計できます。 |
レポート・レビュー | 従業員の自己学習へのフィードバックができ、コミュニケーション機能も備わっています。 |
組織管理・学習進捗管理 | 学習履歴や進捗状況を集計し、データを活用します。 |
テスト・アンケート機能 | 従業員の学習内容に対する理解度や習熟度を測定します。 |
業務連絡機能 | 本部からの指示・依頼・連絡を店舗や拠点単位で発信できます。 |
自動字幕・AI翻訳機能 | 音声を元にAIが字幕・翻訳を作成します。 |
以上の機能により、ABILI Clipを使うと現場の従業員を効率的にマネジメントでき、生産性向上に貢献します。
ABILI Clip(旧ClipLine)の使い方
ここでは、ABILI Clipの使い方を解説します。以下の使い方を押さえ、自社での活用イメージを深めましょう。
(1)Clip

用途やシーン別の短尺動画を配信し、ナレッジ共有を支援します。
従業員は受信した動画や資料を繰り返し視聴でき、時間や場所を選ばず効率的に自己学習を進められます。そのため、繁忙期の人手不足やテレワークなどの事情により、対面での研修が難しい場合でも、十分な教育が可能です。
また、短尺動画やPDFファイルをアップロードするのに容量制限はありません。さらに、動画の撮影や編集の経験がないチームは、動画の制作をABILI Clip映像専門チームへ委託できるので、安心してツールを利用できます。
(2)ToDo

現場に応じて課題を出すことができます。
たとえば、課題のクリア条件を「視聴」や「実践の投稿」など、動画ごとに柔軟に調整することで、現場のナレッジ共有を徹底します。さらに、各現場ごとに「情報投稿」を課題として設定すれば、本社の社員が離れた現場の状況を把握できるので、マネジメントにも役立ちます。
また、課題として「工夫や発見を投稿する」を設定すると、本部だけでなく、ほかの現場へナレッジを横展開できます。以上のように、ToDo機能を上手く活用すれば、社内のナレッジ共有の活性化につながるのです。
(3)レポート・レビュー

従業員がToDoへ投稿した動画やレポートに対する評価ができます。
従業員がアップロードした投稿に対して、本部や現場の指導者からOK/NG判定やコメント、いいねを残せます。また、改善点への的確なアドバイスやフォローアップもでき、従業員とのコミュニケーション手段として利用可能です。
こうして従業員と双方向のやりとりをすることで、働きやすい職場環境を支援します。
(4)組織管理・学習進捗管理

ClipやToDoの利用状況をデータとして活用します。
Clipの閲覧状況やToDoの進捗状況を、所属や従業員ごとに集計し、改善すべき問題点を可視化します。さらに、学習状況と売上の関連性を分析することで、業績向上のための施策の提案にもつながります。
また、店長以上の社員にのみClip公開したり、目標未達の店舗のみへのToDo設定したりするなど、シーンに応じてClip・ToDoを出し分けることもできるのです。
(5)テスト・アンケート機能

学習者へのアンケートや、学習内容と紐づけたテストを実施します。
「役割」「レベル」「店舗」で指定した対象者ごとに、詳細なテスト・アンケート設定が可能です。たとえば、択一式、複数選択式、記述式の設問を利用でき、設問ごとの制限時間や解説の有無も選択するなど、理解度を効果的にチェックできます。
また、回答内容はCSVでダウンロードでき、個別から店舗、エリア、全体まで階層別に結果を集計できます。そのため、理解度に基づいて、改善が必要な分野の特定を特定するのに役立ちます。
(6)業務連絡機能
本部からの指示や連絡などを店舗・拠点単位で発信できます。
また、ただ情報を発信するだけでなく、エリアや拠点ごとに情報を出し分けたり、タスクを設定したりすることも可能です。そのため、より現場の状況に沿ったマネジメントを実施しつつ、タスクの実行を徹底できるのです。
以上のように、状況に合わせて適切な情報発信ができるため、複数店舗・拠点がある企業におすすめの機能だと言えます。
(7)自動字幕・AI翻訳機能

音声を元にAIが自動で字幕・翻訳を作成します。
再生画面上でのクリック一つで、音声を英語を含む50以上の言語に翻訳し、さらには字幕を付与できます。日本語が母国語でないスタッフ向けに、個別の翻訳をすることなく同じコンテンツを利用できるので便利です。
日本語の字幕も表示できるので、音声を再生するのが困難な場合でも利用できます。
ABILI Clip(旧ClipLine)の費用
ABILI Clipの料金体系は、初期費用と月額費用から成ります。
- 初期費用
- 月額費用
初期費用の内訳は、「アカウント開設・環境構築費用」「動画制作費用(オプション)」「コンサルティング費用(オプション)」の3つになります。
月額費用には「アプリケーション利用費用」「基本システム費用」「定額サービス(オプション)」がかかります。
ABILI Clipには料金プランによる機能制限はありません。具体的な料金からツールの導入を検討するときは、ABILI Clipへ問い合わせる必要があります。
ABILI Clip(旧ClipLine)の口コミ
ここでは、実際にABILI Clipを活用したユーザーの口コミをご紹介します。自社への導入を検討するときは、ユーザーの声を参考にしましょう。
※こちらでご紹介する口コミはIT reviewより引用しております。
ABILI Clip(旧ClipLine)の良い口コミ
以下では、ABILI Clipの良い口コミをご紹介します。ユーザーからは、「全従業員に情報を正確に伝えられる」「アフターサービスが手厚い」といった声があがっています。
非公開ユーザー投稿日:2024年5月27日店舗の全スタッフにアカウントが振り分けられるのがポイント、一方で動画作成は企業での作成が基本マストであり本数を沢山上げるにはそれなりのスキルが必要、しかし営業の方がしっかりサポートしてくれますので安心です。
野口 和裕投稿日:2024年5月27日新製品の説明動画など、現場スタッフまで伝えたいことを迅速に共有できます。また、個々人が閲覧したかどうかも確認可能。マネジメント層の工数が削減でき、現場サイドの理解度も高まります。
非公開ユーザー投稿日:2023年9月26日・これまで各種情報発信を店長から店舗の従業員に伝えていたが、全従業員に正しい情報が伝わらず、店舗の施策の実行に支障をきたしていた。ToDo機能を活用することで、全従業員に対して、本部の情報を正しく伝えることができるようになった。・新人教育は担当者によって教育方法が異なっていたが、新人教育をカリキュラムすることで、会社の教育方針の目線合わせができ、新人教育の効率化が図れた。・ToDoのレポート機能を活用して、売場の写真、商品の写真などを店長からマネジメントに報告することによって、遠隔地に出向かずにチェックができるようになって、マネジメントの負担軽減につながった。
ABILI Clip(旧ClipLine)の改善点に関する口コミ
以下では、ABILI Clipの改善点に関する口コミをご紹介します。ユーザーからは「動画のフォルダ管理ができない」「操作が難しい」といった声が寄せられています。
非公開ユーザー投稿日:2024年05月27日コツを掴まないと活用状況の詳細を把握しづらい面があります。後は機能の重複があり、それを避ける為のテクニックを習得中です。
非公開ユーザー投稿日:2023年9月29日1点、改善点を上げるとすると、最終ユーザー目線でのUIが少し難しいと感じます。良い点で上げさせていただいた、ToDoの実施のみであれば特に問題は無いのですが、ライブラリとして使用する際や、作成・配信権限を付与されている最終ユーザーがコンテンツを配信する際、直感的に分かり辛いように見受けられました。
非公開ユーザー投稿日:2023年9月27日「動画の本数が増えているので、動画のフォルダの管理が出来るようにしてほしい」その理由・動画を探すときの時間短縮のため。
【必見】社内のナレッジ管理に最適なツール
以下では、社内のナレッジ管理に最適なITツールをご紹介します。
ABILI Clipは、動画を介して配信側と視聴側でコミュニケーションがとれるのが特徴です。しかし、動画の性質上、必要な情報がピンポイントで振り返りづらく、マニュアルが変更になったときに編集に時間がかかるため、最新情報をリアルタイムで共有しづらいことが懸念されます。
そのため、社内のナレッジを管理・共有するには、動画だけでなく、テキストベースでも情報を残せるツールがおすすめです。ただし、膨大な情報のなかから必要な情報を探すのに時間がかかっては意味がないので、高精度な検索機能を備えたものを選びましょう。
結論、ナレッジ管理・共有には、社内ナレッジを一元管理・超高度検索できるツール「ナレカン」が必須です。
ナレカンの「記事」には、動画や画像、テキストベースでも情報を残せるうえ、記事には目次を表示できるので、重要な情報をピンポイントで振り返れます。また、記事に紐づく「コメント」では、該当店舗や部署にメンションもできるので、組織全体で円滑な意思疎通が図れます。
社内ナレッジを一元管理・超高度検索できる「ナレカン」

「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
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ABILI Clip(旧ClipLine)の使い方や料金・口コミまとめ
これまで、ABILI Clipの使い方や料金・口コミを中心にご紹介しました。
動画型マネジメントツールであるABILI Clipを使うと、本部と現場での情報交換が活性化されるので、現場のマネジメントや生産性の向上に貢献します。しかし、社内ナレッジを動画で共有する場合、該当の情報がどこにあるのかを把握しづらく、編集作業に時間がかかることが懸念されます。
そのため、動画だけでなくテキストベースでも情報を残せ、さらに必要な情報をすぐに探せるような高精度な検索機能が搭載されたツールがおすすめです。
したがって、ナレッジ管理・共有には、社内ナレッジを一元管理・超高度検索できる「ナレカン」が必須です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を導入して、ナレッジ管理・共有を効率化しましょう。